つい先日のことですが、岡山市内のグレースタワーⅢというビルのエレベーターに乗った際に、各階の案内でがぜん目を引いたのは、4階屋上の「たま神社」の文字でした。
特に急ぐ予定はなく、時間に余裕もあったので、ごく軽い気持ちで訪れてみることにしました。
屋上に到着すると、人の気配はなく閑散としていて、周囲を見渡したところ、鳥居と社殿らしきものを発見し、鳥居の額には「たま」と書いてあって、社殿の左右には「たま大明神」と書かれたのぼりが立てられています。
なんとなく「たま」が猫であることは想像がつきましたが、岡山で有名な猫といえば備中松山城の猫城主しか思いつかず、あの猫って天に召されたんだったっけ?と記憶が混乱してきたので、速攻でスマホで調べてみました。
その結果、昨年の豪雨災害の後から備中松山城に住み着いた猫城主「さんじゅーろー」は、もちろんまだ健在であり、「たま」は和歌山の貴志駅の駅長だった猫でした。
そういえば、このビルは両備グループのビルであり、両備グループといえば和歌山の和歌山電鐵の親会社で、貴志駅の駅長をたまという猫にしたことが岡山でも話題になっていました。
なお、たま駅長は2015年6月22日に亡くなり、その後に貴志駅のたま神社に祀られたとのことですが、2018年10月にこの場所に分社されたそうです。
やや強引かもしれませんが、塔の屋上にいる猫の神様という点では、まっ先に頭に浮かんだのは「ドラゴンボール」に登場するカリン様で、以前にもこのブログで扱ったことがあります(「3D男」)。
日本のウユニ塩湖と呼ばれる絶景スポットは、岡山から近い場所では鳥取の鳥取砂丘や香川の父母ヶ浜など、「○○ハラスメント」や「○○ペイ」同様に一体何個あるの?とドン引きする程に存在するようですが、日本のカリン塔はここしかありません!
岡山は駄菓子好きの渋野日向子選手の出身地であり、日本のカリン塔として社務所で仙豆型のかりんとうと、超聖水と称してただの水を売りつけるのも悪くないかも?です。
その暁には・・・
札幌の時計台、高知のはりまや橋に続く、いやそれらをも上回る、日本3大がっかり名所入りも夢ではありません。
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
かりんとう
2019年12月25日