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鉛筆の可能性

2024年06月20日

先日、瀬戸内市美術館で開催中の「鉛筆画 大森浩平展」を訪れてきました。
ご存じない方のために彼の代表作を紹介しておくと・・・

会場内は写真撮影OKだったので掲載に問題はないはずですが、これが鉛筆で描かれた超細密画だというのだから驚愕です。
思わず鳥肌が立ってしまいましたが、当方金属アレルギーではありませんので、念のため。
かつて写真が発明された時、絵画は廃れるのではと危惧されたこともあったそうですが、現在でもリアリティを追究する写実絵画は人気を集めていて、これは写真の登場により絵画の魅力がより際立ったから、といっても過言ではありません。
同様に音楽でもレコードなどの記録媒体が登場した頃、生演奏に人が来なくなるのでは?と心配されたそうですが、現在ではモノよりコト消費の方が価値があるらしく、ライブのチケットは以前にも増して取りにくくなっている印象です。
これらの事実は生成AIの台頭に右往左往している人類にとって、実に勇気を与えてくれる例と考えますが、今回の個展でとりわけ最も力強く背中を押してくれるのは、鉛筆の持つ無限の可能性になります。
さらにこの素晴らしい個展の観覧料金はなんと500円で、令和で円安で物価高のこのご時世に、信じられない程の良心的な価格設定です。
ちなみに岡山市には高島ラーメンという、これまたラーメン一杯430円という学食並みの価格設定の店がありますが、ここの定休日がやや不規則な上に、思いっきり昭和アナログスタイルな店であるため、インターネット上で確認することもできません。
ではどうやって店が開いているのかどうかを確認するのかというと、、、

近くの大きめの通りを車で走りながら、

『休』のボードが出ていたら閉まっているという、今日びこんな大きな文字でのお知らせなど、裁判の判決後の『勝訴』くらいしか他にないような気がします。
SNS全盛のこの時代に生でリアルな体験を重視しており、知りたかったら汗をかけ!のド根性モード全開で、なかなか楽をさせてくれません。
なお個人的には、最近はエスプレッソマシンを買ってしまったので、ハートやリーフなどのミルクで描くラテアートに挑戦していますが、今のところはもっぱらウルトラマンのオープニングのぐるぐるしか描けない毎日です。
本日6月20日は大森浩平さんの誕生日とのことで、鉛筆のポテンシャルへの感動を綴ってみました。
今後ともよろしくお願いします。

 

 

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