本日は令和6年6月6日だったので、昭和世代としては映画「オーメン」を思い出してしまうのですが、よく分からないという人はネットで検索していただけると幸いです・・・
なお、医師になった当初は、指導医のことを「オーベン」と呼び、指導される研修医のことは「ウンテン」と称されていました。
それぞれドイツ語で、上下を意味するoben、untenに由来していたそうですが、看護師さんの業界では指導する看護師さんがプリセプター (preceptor)で、新人看護師さんがプリセプティ (preceptee)と呼ばれていて、なんとなくオーベンよりもプリセプターの方がスタイリッシュな印象です。
そういえば開業医などで院長が代がわりした際に、区別のため前の院長は「大先生」と呼ばれることがあります。
「大先生」の”おお”の部分の漢字については、「翁」を使うという説もありますが、女性の場合は使えない点や、翁という漢字の与えるネガティブさなどの観点から、当ブログでは「大」の方を選択させてもらいました。
なお大先生の「大」の読みはあくまでも”おお”で、”だい”だと悪口になるので注意が必要です。
ちなみにオーベンとウンテンの間にさらに医師がいる場合には、チューベンと呼ばれていた記憶があり、これはもちろんドイツ語ではなく、オーベンを大ベンと漢字変換した場合の中ベンという純日本語になります。
この時、大ベンの”おお”も”だい”と読むと立派な侮辱で、映画「オーメン」並みに恐ろしいことになりかねず、くれぐれもオーベンと読むよう気を付けなければなりません。
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
オーベン
2024年06月06日