梅雨になると思い出すのは、帰ってきたウルトラマンです。
帰ってきたウルトラマン-その変身の仕方をご存知でしょうか?
ウルトラマンやウルトラセブンのように変身のためのアイテムはなく、主人公・郷秀樹がピンチになると変身するという実に曖昧なもので、変身するためにわざとビルから飛び降りた回も実在します。
一方、この時期の梅雨入りも明確な基準があるわけでなく、気象庁が適当に判断するだけの暫定的な速報値で、極めて曖昧なものです。そして梅雨も明け真夏も終わり9月になると、改めてその年の梅雨の時期が確定されます。
ちなみに帰ってきたウルトラマンは1971年の放送ですが、その名が「ウルトラマンジャック」に確定されたのは十数年後のことです。
さてその梅雨の時期は天気予報も外れがちですが、やはり予報が外れると被害者の会でも作りたくなります。
最近は気象予報士の資格を持たないお天気キャスターをよく見かけますが、
「外れるにしても、せめて気象予報士から聞きたかった」
とぼくは思ってしまいます。
これを友人に言うと、
「いやいや、どうせ外れるのなら若くてキレイな娘の方が」
と反論され、いろんな見方があるなあと思いました。
他にもプロ野球の観戦に出かける場合は、応援チームのホームでの試合の方がビジターよりも人気があると思います。
しかし多くの人が観戦で楽しみなのは、守備よりも攻撃ではないかと思います。
とすると、ここで矛盾が生じてきます。
当然、観戦するからにはチームの勝利を願って出かけると思いますが、ホームの試合で普通に勝つと攻撃は8回までとなり1回少なくなってしまいます。
攻撃もたくさん見たいし当然チームの勝利も喜びたい!ということになると、必然的にビジターでの試合の方が理に適っています。というか、お得感があります。
そんなわけで、個人的にはビジター観戦の方が好きです。
それから、数年前にセルフのうどん屋に友人と行った時のこと。
店に入るとぼくらの前でちょうど麺が終わってしまい、次が茹で上がるまで10分ほど待つように言われました。ぼくは思わずガッカリしたのですが、友人は「ラッキー!」と笑顔になっていました。そこで「なんで?」ときいてみたところ、「茹でたてが食べられる」と即答でした。
たしかにそのとおりです。
その時のうどんは、待った分の空腹感や苦しんで手に入れた感などもあったのかもしれませんが、いつもより美味しく感じられました。
それ以来セルフのうどん屋に行く時にはのんびりと時間をかけて到着し、店に入ろうとしている人がいればどーぞどーぞと紳士のように先を譲り、少しでも自分の前で麺がなくなり茹でたてに出会える可能性を高めています。
もしもぼくが帰ってきたウルトラマンだったら・・・
最後の麺に当たってしまうと大ピンチってことでその場で変身して巨大化し、屋根を突き破って店をぶっ壊してしまうかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。