先日セルフのうどん屋に行き、ざるうどんを食べた時のことです。
その店はつゆを自分で入れるシステムで、なみなみと注いでから周囲に人がいない席を確保し、いざ食べる段になってから、ある重大なミスを犯していたことに気付きました。
欲張ってつゆを入れ過ぎてしまい、少しでも麺をつければ溢れ出るのは必至の様相を呈していたのです。
普通ならしまった!と天を仰ぐ場面だったかもしれませんが・・・
逆に思わず笑みがこぼれてしまいました。
なぜなら、ラーメンは基本的にスープ全部飲み干しちゃう派で(「ハロウィーン」)、少年時代の夏休みには冷蔵庫を開け、素麺のつゆと思って飲んだら麦茶でガッカリするような子どもだったからです。
そんなわけで、仕方ないな~という素振りをしながらつゆを飲んで量を調整し、問題はたちどころに解決したのですが、その店にはトッピングでわさびと生姜が両方ある一方、うずら卵がないのが非常に残念でした。
うずら卵が最も輝くのは個人的には八宝菜で決まりで、カンヌ映画祭でたとえるならば最高賞のパルム・ドールに該当します。
一方、次点のグランプリに推したいのはざるうどんのトッピングで、ざるうどんのつゆにうずら卵を入れるのは相当に好きです。
なお、ざるうどんのつゆにうずら卵を入れた時には、それを潰さないように麺を食べるのが流儀で、ひょっとすると特技といっても過言ではないかもしれません。
以前、一緒にざるうどんを食べた人が、うずら卵は使わないタイプの人でした。
それならば、ということでありがたく頂戴することになったのですが、食べる際の難易度が上がってしまったことに遅れて気付き後悔したものの、無事に2つのうずら卵を潰さずに食べ終わった暁には、いつも以上の達成感に満たされていました。
イメージとしてはジャグリングやサッカーのリフティングのような感じですが、サッカーの世界年間最優秀選手に贈られる賞はバロンドールで、カンヌのパルム・ドールと似ているため注意が必要です。
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
ざるうどんの流儀
2020年06月30日