以前はタブレットといえば、、、
いちおうは医師の端くれ、まずは錠剤 (※英語で錠剤はtablet)が先に頭に浮かんでいたのですが、このたび遅ればせながらついに便利な方のタブレット、具体的にはiPadを手に入れました。
となれば最初にすべきミッションは、個人的にはとにもかくにも画面保護でした。
当初は某家電量販店にてガラスコーティングをしてもらう予定で、実際に詳しく説明を受ける段階まで進んでいました。
するとガラスコーティングとは、あくまでもガラス溶剤を塗る作業であり、施工後に固まるまでしばらく時間を要するとのことで、なんだかペンキ塗りたてのベンチみたいでヤだな~という思いが急速に頭をもたげてきました。
そういえばガラスとは固体と液体のどちらにも分類しにくく、固体と液体の中間のような存在、もしくは場合によっては固体、液体、気体に続く第4の状態という説もあった気がします。
というわけで普通の保護フィルムを貼ってもらうことにしたのですが、種類が多すぎて迷いに迷い、とりあえずこんな時は全機能入りを謳っていた、フルスペック・フィルムなる商品を選びました。
なお説明によるとそれは全16機能付きとのことで、1. 指紋防止、2. エアーレス、3. 高透明、4. ブルーライト約35%カット、5. 衝撃吸収、6. ガラスライクフィルム、7. 高硬度9H、8. スムースコート、9. フッ素コート、10. 撥水加工、11. 安心フィルム設計、12. 4層構造、13. 汚れ防止、14. 自己吸着、15. 再吸着、16. キレイに貼れる付属品3点、と思わず17個目に自己肯定感高め、と追加したくなる程の自画自賛ぶりでした。
正直なところ、ぱっと見でも微妙なのが明らかに複数個存在していますが、悩んでいてもらちが明かないので購入し、有料で貼ってもらうことにしました。
そこで作業時間についてたずねると、
「まっ、15分ってとこですかね」
との返答でしたが、実はその後に予定があり、あまり時間的に余裕がない状況でした。
しかし、それくらいならギリギリ大丈夫かなと判断し、作業を頼むことにしました。
そして約15分が経過し、ほぼ時間どおりにタブレットを持った店員が登場したのですが、
「実はお客様、ここのところにちょっとだけ埃が入ってしまいまして、どうやっても抜けないため、よろしければ新しいフィルムでもう一回貼り直させてもらえたら、と思うのですが」
との提案があったものの、残念ながらすでに待ったなしのタイムリミットで、この期に及んで一刻の猶予もありませんでした。
「いや、もう時間がないんですが」
「10分でやります」
「厳しいです」
「5分では!」
といった攻防の中で、おいおい丁寧な仕事してよとツッコみたい衝動にかられながら、一体どこまで短くなっていくのかの興味に後ろ髪を引かれつつ、結局は後日また貼り直してもらうことになりました。
なお現在は快適なタブレット生活を送っていますが、そのフィルムには自己肯定感以外にも、本人も気付いていなかったらしい、隠れ機能があることを発見したので報告しておきます。
静電気の関係かどうか分かりませんが、吸い寄せられるように画面に埃が集まる集まる、もはや空気清浄機能と宣伝しても、クレベリンのように問題にはならないはず、です。
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
ついに、タブレットを
2022年05月30日