年がバレてしまいますが、引越しの挨拶として真っ先に思いつくのは引越しそばで、昭和の頃に見たTVドラマで、そばそのものではなく、そば券というギフト券らしきものを配っている場面が記憶に残っています。
ただ昨今では引越しそばとは、引越しの挨拶に配るものではなく、引越しの記念にそばを食べる文化と勘違いしている人たちがとても多いのだとか。
この頃はバレンタインやお中元・お歳暮でも自分用に買う人もいるようですが、それらはあくまでも本来の主旨を理解した上での行為であるものの、この引越しそばの誤解については、元々の風習は完全に無視されている印象です。
というわけで引越しの挨拶としては、現代では何が最も妥当なのかといえば、、、
手っ取り早く不動産屋の担当者にたずねてみたところ、
「安いお菓子です」
と即答でした。
あまりにも反射的に返ってきたので、
「えっと、それは”安い”と”お菓子”と、どちらに重きが置かれているのでしょうか？」
と深掘りしてみると、
「”安い”です」
とまたしても秒での回答だったのと、その内容に驚いてしまいました。
高い安いの基準は人によって違いはあると思いますが、参考になれば幸いです。
ただし、これはいい情報を仕入れたとばかりに、引越しの挨拶でうまい棒の詰め合わせを渡して、その後に村八分に合っても責任は負えません・・・
一方、引越しの挨拶とは逆に、引越しのプレゼントをもらうこともあります。
実は今回の引越しでも観葉植物をいただく機会があったのですが、はてしなく悩んで迷った結果、気持ちだけありがたく頂戴することにしました。
こんなことを書くと人間性を疑われるかもしれませんが、今年話題になったビッグモーターに同情の余地などあるはずがないものの、正直なところ街路樹に関する価値観だけは、個人的にはビッグモーター派なのです。
観葉植物は前にうどんこ病*が発生してからは、うどんこ病の最大の予防策として、生きた植物は置かないようにしています。
なお、これは本当に偶然ですが、引越し完了の夜は何も考えずに、うどんを食べていました。
今後ともよろしくお願いします。

* 植物にうどん粉をまぶしたように白いカビが発生すること