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竜を操る

2019年06月19日

現在放映中のスーパー戦隊シリーズが「騎士竜戦隊リュウソウジャー」というタイトルなのですが、実は通っていた中学校が竜操中学校という名前だったので妙に気になってしまいました。
というわけで善は急げで早速に視聴してみたのですが、そもそもの期待値があまり高くなかった、という点を差し引いても結構面白かったと思います。
なお「竜操(リュウソウ)」という言葉で思い出すのは、ある時中学校に劇団が芝居に来た際、その代表の人が
「竜を操る、ですか・・・いい名前ですね」
とコメントしていたことなのですが、実はそれは大いなる誤解でした。
というか本当はそっちに由来を変更したいくらいなのですが、残念ながら真相は竜ノ口山(たつのくちやま)と操山(みさおやま)の間にあるので、竜操なる地名ができたそうです。
ちなみに当時の竜操中学校はヤンキー、もとい、わんぱく坊やとおてんば娘だらけで荒れまくっており、竜を操るどころか生徒すら制御不能な無法地帯でした。
たとえば男子の世界には小中学校でトイレの大をする、なんてのは絶対NGという謎の掟がありましたが、わが竜操中学校はまずトイレの個室のドアは大半が破壊され外から丸見え的な状況になっていました。一方、かろうじてドアが残っている個室では、前述のわんぱく坊やがヤンキー座りで煙草をくゆらせていたため、掟以前に物理的にトイレの大を実行する場所がありませんでした。
そんなわけで学校でお腹がピンチになれば早退するしかなく、しかも下校中に自爆しないよう余力のある内に早めの決断を、というのが当時は暗黙の了解だったと記憶しています。
そういえば最近やっと知ったのですが、中学校から高校に入る時の内申書には『遅刻』という概念がないんだとか。
それは個人的には衝撃的な事実で・・・というのが中学生の頃は毎朝ギリギリで登校していたのですが、「1年間で遅刻を5回以上すると、内申が悪くなってしまい入試で不利になる」という噂がまことしやかに囁かれていて、それを素直に信じ込んでいたからです。
なので遅刻しそうな時には
「遅刻して内申が悪くなるくらいなら休もう」
と回れ右をして家に戻り、ズル休みをしたことも何度かありました。
しかし実際は欠席が多いのは明らかに内申に悪影響を及ぼすらしく、つまり勘違いしていたとはいえ、わざわざ自分で自分の首を絞めていたのでした。
つまり竜操中学時代を要約すると、遅刻しそうになっては欠席し、お腹が痛くなっては早退し、といったことを繰り返していたのですが、あの頃からもう30年以上経ったので、これはもう若い人にとっては一種の昔ばなしといっても過言ではありません・・・

そして、昔ばなしといえば竜を操るこの坊や!
今後ともよろしくお願いします。

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