別にお上品ぶるつもりはないのですが、実はトンカツがあまり好きではなく・・・
なんて書くと、ぼくをよく知る人からは
「え?こないだもトンカツ食べてたけど」
という疑問の声が上がるかもしれません。たしかにそのとおりでトンカツはわりと食べたりしますが、その理由としては周りにトンカツ好きがやたらに多いので、
「あまり好きでないのは、まだ本物のトンカツに出会っていないだけなのでは?」
と考えてしまい、なるべく食べるように心がけているからなのです。しかし2014年10月28日現在に至るまでトンカツでほっぺが落ちたことはなく、まだまだ本物のトンカツに出会うための旅の途中にいます。ただ数年前、岡山市内で
「これは!」
というトンカツに出会いました。その後その店には足しげく通い、また知り合いにも紹介したものでした。そんなある日、手持ちぶたさだったのでメニューを見ていたところ
「ヒレカツ (牛)」
の(牛)に初めて気付き、愕然としてしまいました・・・
せっかく美味しいトンカツを見つけたと思ったのに、残念ながら”うし”であり”ぶた”ではありませんでした。ただもっと残念だったのは、自分の舌がうしとぶたの違いも分からなかったという事実でした。この件以来、ますますトンカツが嫌いになってしまいました・・・
こんなことを書いていると、ぶたの呪いでもかかるかもしれませんね。
おっと!
たった今、誤植を発見してしまいました。手持ちぶたさは手持ちぶさたの間違いで、”ぶさ”が正解で”ぶた”ではありません。
・・・ぶたの呪いなんて、迷信ですよね?
さて先日、某百貨店で催されていた物産展に行ってきました。おそらく地元で有名なカレー店が来ていて、イートインのコーナーが設けられていました。しかしメニューはカツカレーが定番のようで、ルーだけで正々堂々と勝負しているカレーはメニューには見当たりませんでした。トンカツが好きでない人間にとっては、カツカレーは最もカレーをまずく食べる方法の1つです。カツが黒豚だろうがイベリコ豚だろうが、そんなのは知ったこっちゃありません。カツカレーをカツ抜きで注文したらぶっ殺されるかな?と迷っていると・・・
そんなこちらの心を読んだのか、
「裏メニューありますよ」
と店員さんが囁きかけてきました。
裏メニュー!
なんという魅惑的な響きなのでしょう。
「裏メニューでルーだけでも出せます」
と丁寧に教えてくれたので、それを注文してカレーを食べてきました。裏メニューの特別感に高揚しつつ席で周囲の状況を見渡してみると、大半の人は裏メニューでした。な~に茶道の世界でも裏千家の方が表千家よりも多いので、全然オーケーです。なお当院には裏メニューはありませんが、本日は通常は休診日である火曜日に診療を行ったので、気分はなんだか裏メニューで取り組んでみました。
今後ともよろしくお願いします。
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裏メニュー
2014年10月28日