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暑中お見舞い申し上げます

2013年07月27日

「太郎君が風邪で休んでいたのでお見舞いに行きました。途中で、牛がモウと鳴いてチョウが飛んでいました。さて、太郎君の病気は何だったでしょう?」
というなぞなぞが昔からありますが・・・
「太郎君は土用のうしの日にうなぎのかば焼きを食べました。さて、太郎君は何を食べたでしょう?」
という質問に、牛やカバと答えるようだと夏バテの可能性があります。
それこそ、うなぎなど栄養のあるものを食べて下さい。
ただ、うなぎの旬は秋から冬にかけてになります。
この『土用の丑の日』というのは、うなぎが最も売れない夏に、うなぎ屋からの依頼で平賀源内が作ったキャッチコピーという説があります。
ものは言いよう、ですね。
ぼくはオークションがわりと好きで時々チェックするのですが、フリーペーパーなどの無料グッズを取ってきて出品している人の必殺の売り文句に、「非売品!」というのがあります。
たしかに間違ってはいないですが・・・
一方では、それってそうなの?と疑問に思うこともあります。
ペットボトルのお茶の宣伝での、
「急須でいれたようなお茶」
などは、ん?急須でいれたお茶ってそんなに美味しかったっけ?と素朴に疑問に思ってしまいます。
急須でいれるってかなり普通のことだと思うのですが、サイフォン式でいれるコーヒーや、ジャンピングポットでいれる紅茶のような扱いになっているのは納得できません。
さて、この辺で衝撃の告白をしたいと思います。
ぼくは今でも、お茶をペットボトルなどでわざわざお金を払って購入する行為に強い抵抗感を持っています。
少年時代、飲み物を買ってもらえる機会があれば、まずは炭酸系を絶対に選んでいました。
コカ・コーラ、メローイエロー、アンバサ・・・
あの頃、愛してやまなかった炭酸飲料たち。
だからこそ、ミネラル・ウォーターを初めて見た時、なぜに水をわざわざ売っているのか不思議で仕方ありませんでした。
その後、海外では日本ほど水道水がおいしくないので水が売られているという事実を知り、それなら仕方がないなと納得したものでした。
今ではぼくもすっかり水道水を飲まない大人になってしまいましたが、商売品の水はやはり水道水よりおいしく感じますから、存在意義は大いにあると思います。
しかし、お茶については今でも納得できません。商売品のお茶の基本コンセプトは、
「自分で作るのって面倒くさいよね?」
に尽きると思います。
お味の方は、何しろ急須に接近しただけで売り物にするほどですから、たかが知れています。
そんなものをわざわざ買うと敗北感に打ちひしがれてしまうので、今後もできるだけ買わないつもりです。
それでは、これまでの人生でNo.1の飲みものについて語って、今回は終わりにしたいと思います。

それは小学校低学年の夏休みのある日、陽炎で目の前が揺らいで見えた灼熱の昼下がりのことでした。そんな中でも外で友人と遊んでいたのですが、さすがにこの暑さではもう限界ということになって彼の家に行くことになりました。そこで彼から「ほいっ」とよく冷えた青色の缶をもらいましたが、それは全く見たことのない飲みもので、一切の予備知識もなくそれを飲みました。
そして。
ぼくは今でも、あの時の感動を忘れることができません。
たった今飲んだ液体が速やかに吸収されて全身のすみずみにまでしみ渡り、たれぱんだのようにぐったりしていた1つ1つの細胞が息を吹き返して、干からびそうになっていた体が潤いに満ちていくのが分かりました。
窮屈な重力からも解放されて身も心もすっかり軽くなり、自由で透明でそのまま溶けてしまいそうなほどでした。
それはまるで、母親の胎内に戻って羊水に浮かんでいるかのような体験でした。
ひょっとしたら熱中症になりかけていたのかもしれません、
ちなみにその青い缶はポカリスエットという名でした。
なお、冒頭のなぞなぞの正解は風邪です。
夏バテ、熱中症、夏風邪などに注意して、くれぐれもご自愛ください。
今後ともよろしくお願いします。

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