”秋深き 隣は何をする者ぞ”
この俳句から想起される情景からはかけ離れるかもしれませんが、ただいま当院の隣では旧武部不動産ビルの解体作業が行われています。
今年9月に武部不動産が新しくビルを建て、当院はその2階でオープンしました。
開院を考え、いくつかの条件を満たすテナントを探している時に、武部不動産に巡り会いました。なかなか希望に合う物件が見つからない中で、「ないのなら建ててあげようホトトギス」的に武部不動産は救いの手を差しのべてくれました。
まったく、武部不動産には足を向けて寝られません。
なお1階が武部不動産ですので、体調管理には気をつけ、立ち寝はもちろん座り寝もしないよう心がけています。
倉敷でよい物件をお探しの方は、ぜひとも武部不動産へ!
察しのよい方はお気づきかもしれませんが、以上は武部不動産への惜しみのない感謝と、もう1つ裏メッセージがあります。それは・・・
当院が新築であることをちゃっかりアピールさせていただきました。
時々、解体作業を感慨深げにながめる武部社長を、当院の窓からお見かけします。その旧ビルには何度か打ち合わせで訪れたことがある程度なのですが、お世話になった方のビルです。批判を覚悟で書けば、奇跡の一本松の最期より思うところがあります。
鳥取大学の脳神経小児科にいた頃、高名な小枝達也先生から発達障害について実に多くのことを教わりました。
「相手を大切に思うということは、相手が大切なものを自分も大切と思うこと」
小枝先生のことばです。
というわけで、あの小枝先生の下で発達障害の修業もした、ということもちゃっかりアピールさせていただきました。
武部不動産は、まくらぎクリニックの生みの親です。そして、当院を利用されるいろんな方に育てられていくのだと思います。
ちなみに10月は里親月間になります。
今後ともよろしくお願いします。
P.S. タイトルは、冒頭の俳句を詠んだ松尾芭蕉には忍者説もあるので、忍者ハットリくんのタイトル風にしてみました。