今年のはじめに山口県を訪れました(「楽しみ」「サプライズ」「決して訪れてはいけない場所」)。
ブログにはあえて書かなかったものの、期待していた元乃隅神社があまりにも拍子抜けだったこともあり、お口直しに(と表現するのは失礼かもしれませんが)赤間神宮にお参りしていたのでした。
赤間神宮をご存じない方のために簡単に説明しておくと、山口県は下関市にある高名な神社で、要は怪談「耳なし芳一」の舞台となった所です。
当時はまだ新型コロナがこんなに問題になる前だったので、
「耳なし芳一の舞台を、同じく耳なしのドラえもん連載開始50周年の年に、訪れることができるなんてラッキー」
ぐらいにお気楽に考えていたのですが、まさか今年こんなにも耳のお世話になり、普通に耳があることの幸せを噛みしめることになるとは思いもしませんでした。
ぼくはメガネをかけているので、元々耳に負担はかけている方だったのですが、それに加えてマスクも前年比で50倍以上の時間は軽く着用、あとは時にイヤホンも・・・
お恥ずかしながら基本的に無線は今一つ信用できないため、もっぱらイヤホンもコード付きのものを愛用しています。
最近はワイヤレスのイヤホンをしている人をよく見かけますが、他人事ながら今にも落ちるんじゃないかとハラハラドキドキ、
「ファイト一発リポビタンD!」
のCMが思わず頭をよぎるのは、丈の短いソックスでアキレス腱が丸出しの人を目にすると、そんな無防備で万が一にも鎌鼬(かまいたち)に襲われたら・・・?と心配してしまうのと同じような感覚かもしれません。
ちなみにワイヤレスのイヤホンを落としても大丈夫なように名前を書いておくのは、耳にお経を書き忘れられた芳一への鎮魂になるように思うのは気のせいでしょうか?
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
耳なし芳一の雪辱
2020年12月27日