ついに平成が終わりますね。
昭和から平成になった時は中学生でしたが、日本全体が重苦しい雰囲気の中で混乱していた記憶しかなく、今回のような
「ありがとう平成、おめでとう令和」
といった落ち着いた感じは全くありませんでした。
あえてたとえるなら、今回の令和が事前に予約を取り、きちんとチャイムを鳴らして訪れる大人「令和氏」とすれば・・・
平成は約束もなく突然にやって来て、家の前で「○○くん、あ~そ~ぼ」と叫ぶ子ども「平成くん」のような登場でした。
とにかく平成の始まりは唐突だった印象が強く・・・
平成18年のドイツ・ワールドカップで、決定的なチャンスを外した柳沢選手が
「急にボールが来たので」
という名言を残しQBKと揶揄されたものでしたが、それに倣ってQHKと呼ばれても差し支えないくらい、急に平成はやって来ました。
そんなアポなしで出し抜けにサプライズ乱入してきた飛び込み客の平成も、この後に令和の予約が入っているため、残念ながらところてん式に押し出されなければなりません。
そういえばまさに平成元年のことになりますが、その年の国語の先生が産休代替の先生で、彼女は12月の頭で学校を去ることになっていました。
ぼくはその年に初めて教えてもらったのですが、岡山弁全開でさっぱりとした人柄の彼女の授業が大好きになってしまい、お別れの時は素直に理不尽さを感じたものでした。
なぜなら本来の国語の先生は以前に教えてもらったことがあり、魅力の乏しい平凡なおばちゃん先生だったからで、実際に戻ってきてからはその代理の先生の後だったこともあり、魅力のなさにより磨きがかかっているようにさえ思いました。
同じように平成の次にやって来るのが再び昭和なら、
「おしんみたいな腹ペコの時代をまた繰り返すのかよ・・・」
とゾッとするところですが、ただ幸いにも後に続くのは新たなる元号なので、どんな未来が待っているのか期待したいところです。
今後ともよろしくお願いします。