名古屋刑務所の刑務官が、受刑者に暴行を繰り返していたことが発覚し問題になりましたが、裏で刑務官は受刑者のことを「懲役」と呼んでいたのだとか。
ちなみに税務署の職員は、「納税者」という呼称を使うこともあるそうで、思わずドン引きしてしまう反面、よく考えたら医師も患者さんのことを「症例」なんて呼ぶことも珍しくないため、一方的に批判できる立場でもありません。
逆にちょっと高めの自転車を買おうものなら、「納車」というワードが飛び出してきたり、自転車に乗って出かけることを「ライド」と呼んだり、表現がちと大袈裟な印象です。
また「発達障害」に対して、そうでない多数派の人は「定型発達」とされ、性自認と身体的性が一致していない「トランスジェンダー」に対して、一致している多数派の人は「シスジェンダー」と呼ばれます。
このように眺める角度によって呼び方はいろいろ存在しますが、
かかとの方までこんな風にアウトソールが回りこんでいる靴は、車の運転に適した「ドライビングシューズ」がルーツで、今ではほとんど形骸化して単なるファッションにすぎない、というのはよくある話です。
今後ともよろしくお願いします。