今年初めて岡山国際サーキットを訪れたのですが、カーナビに任せて愛車で向かっていたところ、
「いやいや、ジープじゃないんだから」
と思わずツッコみたくなるような山道を進むハメになり、こんなの対向車が来たらどうすんの?というか、山賊に襲われたら一巻の終わりだ、と実にヒヤヒヤしながらのドライブでした。
そこで帰りは広めの道を選び、以降はもっぱらそのルートを利用しています。
そんなこともあり個人的には自動運転に期待など皆無で、AIなんて所詮は限界ありまくり、な~にがシンギュラリティだ、と完全に見下していたものでした。
しかしその後に、あれ?ひょっとしてAIって侮れないかも?と認識を改めなければならない出来事が起きてしまいました。
ちなみに遅ればせながらですが、シンギュラリティとは、AIがついに人類の知能を超え、文明の主役になる時点を指す概念とのことで、2045年頃の到来が有力視されているそうです。
そうですか、人類もあと少しで文明の片隅に追いやられますか・・・
たしかに現在日本で開催中のラグビーワールドカップでは、4年前の大会では日本代表で最も目立っていた五郎丸選手が姿を消してますからね、いや~恐るべし新陳代謝の活発さ、容赦なき世代交代、目下人気絶頂のタピオカの行末がとても他人事とは思えません。
なお今年は2019年で、1979年公開の「ルパン三世 カリオストロの城」から40周年になります。
同作品の4K超高画質のブルーレイが発売されたので、せっかくの記念にアマゾンで購入することにしました。
商品が届くまではしばらく時間があり、その間にアマゾンからお客様におすすめの商品のお知らせというメールが届いていたので開いてみると・・・
なんと同じ「ルパン三世 カリオストロの城」の通常画質のブルーレイを推してきていたので、いくら関連商品とはいえこれは酷すぎる、とAIの間抜けさに哀れみさえ感じながら、スルーを決め込むことにしたのでした。
それから注文した4K版がようやく届き、速攻でブルーレイのレコーダーにセットしました。
すると、まるで洗濯機のようにガタガタと音を立てて振動し始めたのは、ちょっとした衝撃でした。
予期せぬ展開に固唾を呑んで見守っていると、しばらく経って静かになってから、
『読み込みできません。ディスクを確認してください。』
というメッセージがテレビ画面に出たので、慌ててディスクをよく確認してみました。
その結果、このディスクはUrtla HD ブルーレイに対応した機器でないとまずかったらしく、相当に前の世代のわがデッキが対応しているはずもありませんでした。
その時、アマゾンからのメールのことをふと思い出し、
あれ?もしかしてAIはここまで見抜いていたの?
と考えると急に空恐ろしくなってきたのですが・・・
実は非対応のディスクを入れてしまった影響か、その後レコーダーがすこぶる不調になり、買い替えを余儀なくされそうな状況になってしまいました。
アマゾンからのおすすめ商品の中に、ここまで見越してブルーレイのレコーダーもしっかり入っていたら、AIの進化に潔く屈服せざるを得ないところでした。
ただ、さすがにそこまでは読めなかったみたいなので、まだ当分は支配はされないかな?と少しだけホッとした次第です。
ところで冒頭のカーナビの件ですが、まさかご主人様に対する反乱ってことはないですよね・・・?
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
少しだけ恐いAIの話
2019年09月30日