日光というか紫外線の影響で、中高年以降になると顔にシミができてくるのが困りものですが、何が嫌って見た目はもちろん、その正式名称「老人性色素斑」に最もヘコんでしまいます。
子どもの頃から浴びてきた紫外線の蓄積で、早ければ20代でも出現するというのに、皮膚科の病気は他にも、いわゆるニキビの正式名称が「尋常性痤瘡 (ざそう)」など、それこそ違和感が尋常ではありません、、、
逆に「若年性アルツハイマー病」という認知症がありますが、この若年性の定義は65歳未満=64歳以下なので、おそらく多くの人の認識よりも、実は意外と若年ではないのです。
フィクションの題材になるような若くして発症するアルツハイマー病は、若年性アルツハイマー病の中でも特殊な「家族性アルツハイマー病」と呼ばれ、遺伝性の超稀な疾患であり、ちなみに自分はお目にかかったことがありません。
さて、今年の衝撃といえば、やはりあの旧・統一教会、現・世界平和統一家庭連合が、シーラカンスのように脈々と存在し続けていたことに尽きますが、最近は精神科医・和田秀樹氏が著した高齢者向けの書籍の売れ行きが好調なのだとか。
時は1980年代、氏は「受験は要領」などの本で、数学をはじめ受験＝暗記という学習スタイルを提唱し、まさに詰め込み教育のラスボスのような存在でした。
彼は灘高から東京大学医学部に現役で合格した頭脳の持ち主であり、普通に考えたら根本的な土台が違うため、そのやり方が万人向けなはずがないのですが、その影響を強く受けてしまい、必死で暗記に苦しみながらも一向に成績は振るわないという被害者は、1990年代に入っていたものの、自分の周囲にも結構いました。
その反動として登場したのがゆとり教育で、主導したとされる寺脇研氏と合わせ、日本の教育界における黒歴史の2トップとして、個人的には記憶に刻まれています。
受験生に高齢者、藁にもすがる思いの人達の弱みにつけこむのは、残念ながら0感商法とさして変わりありません。
今後ともよろしくお願いします。