「あいたたた・・・」
またしても駅で、アレにやられてしまいました。
まったく、もし裸足だったら、タンスの角に小指どころの騒ぎではすまないと思います。
これはもう、れっきとしたひき逃げですよ、ひき逃げ。
ネイマールばりにわざと倒れて派手に痛がることも検討したのですが、ダイブした時に本当に体を痛めてしまう可能性もあったので残念ながら断念しました。
というわけで、そうです、実はぼくはアレが大っ嫌いなのです。
え？
アレって何かって？
アレといったらアレなのですが・・・、別に名前を思い出せないというわけではありません。
呼び方がいろいろあるので、どう呼んだものか迷っているだけなのです。
こういう名前がハッキリしないところも、アレがいけ好かない理由の一つだったりします。
そんなわけで、夏休みだけに気分は自由研究で、アレの正式名称を調べてみることにしました！
って、もちろん図書館までわざわざ出向いたわけではなく、wikipediaを中心にネットでさくっとチェックしただけなんですけどね。

 

 

 

 

 

 

スーツケース、キャリーバッグ、コロコロなどなど・・・
調べてみて改めてびっくり、様々な呼び方が混在している事実が明らかとなりました。
男子バスケの国内リーグを統一した川渕チェアマンには、ぜひこっちの方もどうにか統一してほしいものです。
でも統一された結果がコロコロだったら、それはそれで今度はコロコロの名を巡って壮絶な戦いになりそうで心配になります。

まずコロコロといえばやっぱり『コロコロコミック』ですが、ちなみこれはマスコット・キャラクターでコロドラゴンという名前です。

そして、これもコロコロとよく呼ばれる道具ですが、正式名称は『粘着クリーナー』のようです。
で、アレですが、この三つ巴の争いでは、意外とアレが有利かもしれません。
なぜなら足をすくうのは得意そうなので、ライバルを蹴落とすのもお手の物っぽいからです。
ところで、国内では統一されていないアレは、英語ではどう呼ばれているのかを調べてみると、
トロリーバッグ (trolley bag),  ローリングラゲッジ (rolling luggage) などなど・・・
なんと英語の方でも呼び方が混在しているようで、これはちょっとした異常事態と言わざるをえません。
こうなってしまってはもはや川渕チェアマンの手に負える相手ではなく、とりあえずはそれぞれが好きなように呼んでいくしかないようです。
いやはや、呼び方というのは難しいですね。
さて巷では東京オリンピックのエンブレムが、ベルギーの劇場のロゴに似ていると話題になっています。
「私が作ったロゴに似ている」
「いや、私が作ったエンブレムは似ていない」
とお互いが主張して譲らないようですが、ロゴとエンブレムという呼び方でも微妙にかみ合ってない点が個人的には気になってしまいます。
あのようなデザインにはロゴとかシンボルマークとかいろんな呼び方がありますが、あえてエンブレムという表現を使っていると、アンバサダーとかコンシェルジュに通ずるこっぱずかしさを感じてしまうのはぼくだけでしょうか？
しかも、わざわざエンブレムという表現を使っておきながら、ロゴのパクリ疑惑がかかってしまうとはあまりにもカッチョ悪すぎです。今のデザインを白紙撤回するのは当然として、新たに決め直す際には東京オリンピックのロゴとかマーク程度に控え目にしておいた方が、パクリ疑惑が再び起こった時のダメージが軽減されるのでおすすめです。
この自意識過剰な呼び方で思い出すのは、某ホテルの・・・食べ放題（ビュッフェとかバイキングとか、いろんな呼び方があり面倒なのであえて）で目にした、このメニューでした。

ふと見たら『マチェドニア』と書いてあり、調べてみるとイタリア風のフルーツサラダとかフルーツカクテルのことで、食べてみるとただのフルーツポンチでした。
ったく調子に乗っちゃって、と少し嫌な気分になりましたが、『マチェドニア』の名前はいろいろなフルーツの混在している様を、いろいろな民族が住むマケドニア（イタリア語読みでマチェドニア）になぞらえたことに由来するそうです。
・・・ということは、いろんな呼び方が混在しているアレも、ある意味ではマチェドニアということになりますね。
今後ともよろしくお願いします。