岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

ディスポ推し

2022年03月31日

当院のロゴマークは、SDGs (持続可能な開発目標)のマークに似ているのですが、批判を覚悟であえて白状すると、個人的にはサステナ派ではなく完全にディスポ派です。
なおサステナとはサステナビリティ=sustainabilitiyの略であり、持続可能性という意味で最近やたらと目にする機会が増えています。
ただ残念ながら、持続可能性という言葉自体がなんだか堅苦しくて近寄り難く、どうも今一つピンと来ないというのが正直なところです。
というわけで、要は「環境にやさしい」という程度の理解でよいと考えますが、一方、ディスポなる言葉についてはそもそも見かける機会が乏しく、あまり馴染みがないかもしれません。
そんなわけで説明を加えておくと、ディスポとはディスポーサブル=disporsableの略で、医療や介護の現場では使い捨ての備品のことを指します。
ちなみに医師になった当時の20世紀末の日本では、バイトで昔ながらの病院に行くと注射器などが滅菌消毒で再利用されており、まだかろうじてサステナが生き残っていた時代でした。
もちろん令和のこのご時世では全てディスポに切り替わっていますが、もっと日常的な生活-たとえば小学校での雑巾の再利用などのサステナは悪しき風習としか思えず、牛乳など拭こうものなら一発アウトで、それ以前に手袋なしでは対応する自信がありません。
そんなわけで日々重宝しているディスポの備品は、ウェットティッシュ、キッチンペーパー、メガネ拭きといった紙類やゴム手袋、そして昨今だと不織布マスクといった面々です。
私的にはもはやウェットティッシュに至っては、普通のティッシュよりも使用頻度は高く、こっちの湿り具合こそ本家であり、普通のティッシュをドライティッシュと呼称変更すべき段階にすら突入しつつあります。
しかし少年時代にはウェットティッシュなんて快適なものはなく、当時は一体どうやって生きていたんだろう?と、その頃のワイルドライフを思い返しては暗澹たる気分になる次第です。
そして少年時代から思春期、青年期にかけての多感な時期に、ペットボトルやCDが台頭してきたこともあり、それらへの愛着は今でも非常に強く、とても手放すことができそうにありません。
ペットボトルもCDも共に便利で無敵の印象しかなく、まさか両者の形勢がこんなに悪くなる時代が到来するとは、よもや想像すらしたことがありませんでした。
一体なぜこんな時代になったのか?と思索にふけっていると、近年かまびすしい陰謀論的な発想が頭の片隅をよぎることがあります。
たとえばペットボトルへの批判は、水を入れたペットボトルが猫避けになるということから、猫保護団体の、CDの衰退はCDをベランダに吊るしておくと鳥避けになるということから、鳥保護団体による陰謀なのかも?と疑念を抱いたりもしますが、それならば自分は昆虫食など食べたくないので、昆虫保護団体の皆さんにも、陰謀方面での暗躍をもっと期待したい今日この頃です。
今後ともよろしくお願いします。

一覧へもどる

MENU

クリニック概要

まくらぎクリニック外観

まくらぎクリニック

〒710-0055
岡山県倉敷市阿知1-8-10
武部不動産ビル2F
TEL:086-441-5020
FAX:086-441-5021
※予約制

臨時休診日などはこちら

月別アーカイブ