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クリニックブログ

老い

2022年11月28日

映画は字幕派か、吹き替え派か、なんて論争がありますが、お恥ずかしながら最近では普通にテレビを視聴していても、加齢のため聞き取りにくくなってきたので、テレビの字幕機能を使うようになってしまいました。
字が大きいので多少ジャマなのが難点ですが、はっきり聞き取れなくてモヤっとするよりはまだましかなと考え、もっぱら字幕はオンで愛用しています。
そういえば先日、久しぶりに温泉に行ってきたのですが、数年ぶりの来訪でもWi-Fiがさっと対応してくれると、お帰りなさいませのウェルカム感に満たされたものでした。
なおその宿では、部屋にいながらにして大浴場の混雑状況をQRコードでチェックできるシステムが導入されていたのですが、夕食後に調べてみると男湯はなんと衝撃の100%で驚きました!
風呂における100%の定義が、どれくらいの過密さなのかは不明でしたが、とりあえず超危険地帯と判断し、大浴場に行くのはひとまず延期した次第です。
ちなみに女湯の方は32%とか44%で推移していたのに比べ、男湯の方はいつまで経っても100%のままで微動だにしません。
徐々に大浴場の利用終了時刻も迫ってきたので、意を決して大浴場に突撃してみたところ、、、
QRコードの情報とは裏腹に、履き物はまばらで人の気配もほとんどありませんでした。
どうやらQRコードが間違っていた可能性が高いようでしたが、逆に0%の表示でいそいそと出向いたら100%じゃなくてよかった、と事態を前向きにとらえ直すことにしました。
かつては温泉ではメガネをかけたまま入っていたものでしたが、メガネ屋さんに温泉の湯気はメガネに悪いと教えてもらってからは、外して入ることにしているため、残念ながら景色はほとんど見えなくなります。
その時も視界はかすんでいる状況でしたが、その大浴場のメインである展望風呂に行くと、立ち上る湯気の中、おぼろげながら先客が一人いるのが見えました。
段差に注意して湯につかるとすっかり夢見心地となり、
「あーっ♡」
なんて思わずあえぎ声が漏れる程に湯を味わっていたものの、ふと気付くと湯煙の中の先客は風呂から上がる気配が全くありませんでした。
なんとなく後から入って先に上がるのは負けたような気がして、その後かなりボーっとのぼせてきたものの我慢して入り続けていました。
しかし、さすがにこれは限界かな、という状態になってきたため、後ろ髪を引かれつつも風呂から上がるしかありませんでした。
そして、まだ入り続けている先客の方に接近し、こんなに長湯できるのはどんな人なのかを確認してみたところ、、、
浴槽のふちに手桶が2つ重ねられており、デジタルにアナログに翻弄されっ放しの日だったようです。
でも、展望風呂が貸切だったということなのでよかった、とポジティブに切りかえることにしました。
というわけで耳だけでなく、目も老化を感じている今日この頃です。
今後ともよろしくお願いします。

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