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君の名は。

2016年11月12日

大ヒット中の映画『君の名は。』を遅ればせながら観てきたのですが・・・
途中から頭の中にもやっとした違和感のようなものが出現し始め、話が進むにつれて徐々にそれは明らかな輪郭を持ち始めていきました。
そしてラストでその違和感の正体がはっきりと分かった時、自分がずっと昔から気になっていたのにすっかり忘れていた疑問を、この映画が久しぶりに思い出させてくれたことに気付きました。
あれはたしか、高校2年生の英語の授業だったと思います。
「”What’s your name ?”なんて実際の英会話では使いません」
と不機嫌なカエルのような顔をした英語の先生が話し始め、
「では名前を尋ねる時には英語では何と表現するでしょう?ハイ、君」
と当てられてしまったのですが、お恥ずかしながら英語の知識は受験英語オンリーだったので
「分かりません」
と即答すると、
「ちょっとは考えたらどうかな、日本語で考えていけば分かるかもしれないよ。日本語で相手に名前を尋ねる時、君ならどう言う?」
と出されたヒントでピーンときてしまい
「あっ名前といっても実際に尋ねているのは名字のことなので、ひょっとして”What’s your family name ?”でしょうか」
と実はそこそこ自信を持ってドヤ顔で答えたところ、
「は?そりゃたしかに実際に訊いているのは名字なんだが・・・正解は”May I have your name ?”です」
と苦笑いしながら正解が発表されました、しかし・・・んなもん日本語で考えていっても絶対ムリだろと、考えて間違えた分余計に恥ずかしく、ちょっとした殺意を抱かずにはいられませんでした。
そんなわけでそれ以来、ある人を認識するのにより重要なのは名前より名字のはずなのに、尋ねたり自己紹介する時にはなぜ「名前は・・・」と表現するのだろう?と強く疑問を抱くようになりました、ってこの映画を観るまではキレイさっぱり忘れていましたが。
百歩譲って名字を知りたい時でも便宜上「お名前は・・・?」と尋ねるのであれば仕方ないにしても、この映画の主人公たちは名字をすっ飛ばして本気で名前の方を重要視して「君の名は?」と尋ねていたのが謎で、そこが今いち共感できないところでした。
ちなみに『君の名は。』の主人公2人の名前は、男の子が「瀧(たき)」で女の子が「三葉(みつは)」だったのですが、特に男の子の「瀧」という名前はどちらかいうと名字っぽいので、
「君の名は?」
「瀧です」
「・・・えっと、それって名字なの?それとも名前なの?」
ってグダグダになってしまうのでは?と心配になったのはぼくだけでしょうか?
今後ともよろしくお願いします。

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