岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

MOTHER

2020年06月25日

当院は大人の発達障害の診療をわりと行っている方なのですが、その機会のたびにつくづく感動するのは、ほとんどのお母さんが、「母子健康手帳」(以下「母子手帳」)を大切に保管してくれている事実です。
診断には幼少期の発達をチェックする必要があるものの、患者さん本人が当時のことが分かるはずがなく、お母さんが一緒に来てくれれば直接に教えてもらうことができますが、実際にはなかなかそうもいきません。
そんな場合に
「お母さんから、母子手帳を借りてきてもらえませんか?」
と頼んでみると決まって、
「うちの母親は、まず取ってないと思いますよ」
とそんなのムリムリといった感じで答える人が多いのですが、次の受診の際には少し神妙な面持ちで、
「ありました」
と色あせた母子手帳を持参され、おそらくその時に改めて(ひょっとすると初めて)、お母さんの深い愛情を実感した人を見るのが、ぼくはとても好きです。
そういえば、お母さんあるあるで、子どもの頃にお年玉をもらうと、
「将来のために貯金しておくから、お母さんに預けなさい」
と没収され、その後に返したもらった記憶がない!という人は少なくないそうですが、幸いにも自分はその手の被害には遭いませんでした。
ただ、医師になってからの最初の数年は、年末になるといくつかの職場で、
「皆で宝くじを買うんで一緒にやりましょうよ」
という話を持ちかけられ、3000円を分捕られたものでしたが、冗談抜きでその後に1円も戻ってきたためしがありません。
宝くじは1枚300円で連番で10枚、すなわち3000円分買えば、必ず300円分は返ってくるはずだというのに・・・
ちなみに「空くじなし」を売りにしているくじを引いて、その中で一番下の賞、たとえばポケットティッシュというよりも、もはやポケットちり紙といった感じのちんけな品が当たると、ある意味で外れよりもヘコんでしまうのはぼくだけでしょうか?
今後ともよろしくお願いします。

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