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年賀状ダッシュ

2017年01月03日

そろそろ年賀状は終わりにしたいな~と迷いつつも、ものすごく目上の方々から年賀状をいただいてしまうと流石に返さないというわけにもいきません。結局はもらった分にだけしこしこ返事を出しているのが、ここ数年のぼくの年賀状の流儀になっていました。
さて日付が今年になって間もなくのことでしたが、ふとメールをチェックするとこのサイトを作成してくれた脇坂君というWebデザイナーからメールが届いていました。早速開封してみると、要は今年からは年賀状は送付しませんという内容が記されていました。
それだけなら単なる「あけおめメール」なのですが、メール内に張ってあるリンク先からは彼のサイトのブログに飛ぶことができ、そこには従来の年賀状のようなきちんとした新年の挨拶がありました。
これは実にナイスなアイディアだな~と思わずうなってしまった程で、つまりこれまでの年賀状では個別に一言添える部分がメールで代用されていて、年賀状とあけおめメールの中間の位置づけのような印象でした。
というわけで早速このスタイルを踏襲させていただこうかと検討したのですが、よく考えたらものすごく目上の方々のメールアドレスを知らない事実に気付いてしまい、残念ながら今年はまたもらった分に夜なべで年賀状を作成することになりそうです。
それはさておき、もう時効なので白状しますが、少年時代はピンポンダッシュを結構よくやっていたものでした。その罰が当たったのか、大人になってからはノックダッシュを何度かされたことがありました。病院で深夜に当直室にいる時にノックされたので出てみると、暗い廊下には誰もいないという状況だったのですが、まっ因果応報だし仕方ないなと自分を納得させたのを覚えています。
そして思い出すのは高校3年生の時のことで、この年に家が近所のM君と同じクラスになりました。
彼とは小学生の頃は一緒に遊んだことがありましたが、中学以降はすっかり疎遠になってしまい、高3の時も正直そんなに親しくはしていませんでした。
そんな彼から年賀状が届いたのはちょっとした驚きだったのですが、とりあえず学校が始まるまでに返事は出そうと思っていました。
ところが先延ばしにするうちに時は容赦なく流れていき、気付けば明日は3学期の始業式という日になっていたので、
「これはヤバい」
と焦りまくって頭をフル回転させて知恵を絞った結果、ラッキーなことに家も近くなのだし年賀状を郵便受けに直接入れちゃおう作戦=年賀状ダッシュを敢行することにしました。
この日のためにピンポンダッシュのスキルを培ってきたといっても過言ではなく、ささっと年賀状を仕上げるとそれを手に持ってM君宅へ颯爽と向かいました。
ちなみにわが家からM君の家までは、歩いてせいぜい5~10分くらいの距離です。
彼の家を訪れるのは小学1年生以来であり、10年以上経っていましたがすぐに彼の家は分かりました。
周囲をキョロキョロと見渡し、背伸びをして塀越しに中をのぞき、人気のないことを確認すると郵便受けに年賀状を入れ、作戦の成功に思わずニンマリしつつも向きを変えてダッシュしようとした、その時でした。
突然ものすごい勢いでM君の家の塀の中で犬の吠える声がし始め、しかもその声は明らかに奥からこちらに近づいてきているようです。
どうやら庭で犬を放し飼いにしているらしく、ぼくの脳裏に浮かんでいたのはシャーロック・ホームズの「バスカヴィル家の犬」に出てくるような猛犬の姿でした。
やはりひとたび安堵した後の緊急事態だったので、一瞬固まってしまいダッシュが遅れたのが致命的だったと思います。
2階の窓がガラッと開けられると顔を出したのはM君で、
「あれ?小野?」
とびっくりした様子で独り言のような感想が口から漏れ、一方玄関からは彼の母親が出てきてしまい、もはやここにて命運は尽きたようでした。
「ひょっとして小野君?」
彼の母親がぼくのことを覚えていてくれたのは意外でしたが、ただこの時はそんなことよりも彼女が抱きかかえていた小型犬に目がくぎ付けになっていました。
こんな小さな犬にビビッてダッシュしそこなったのか・・・と思うと残念でたまりませんでしたが、とりあえず現状をなんとか打開しなければなりません。
「明けましておめでとうございます」
と母親、そしてM君に挨拶をすると、
「おめでとう、ところで今日はどうしたの?」
と母親にいきなり痛いところを突かれてしまったので、
「今年で高校も卒業なんで、新年の挨拶に来ました」
と咄嗟に言い訳をすると、
えっ!?
と流石は親子、2人の声が見事にシンクロしていました。
その後は少しだけ会話を交わしてからそそくさとその場を後にし、年賀状ダッシュが大爆死に終わったことを噛みしめながら帰ったのですが、今ではこれもピンポンダッシュをやってきた報いだったのだろうなと考えています。
ん?
あれ?
ということはこの時点でピンポンダッシュの報いは受けたことになるので、その後のノックダッシュはピンポンダッシュの罰が当たったのではないことになります。
舞台が病院だけに霊的なものだったのでは?と急に背筋がゾッとしてきたり、あるいは幻聴だったのでは?と自分のメンタルを心配してしまいましたが、逆に考えると・・・貸し1つということでピンポンダッシュ(もしくは年賀状ダッシュ)を1回やってもいい権利を得たということかもしれません。
今年もよろしくお願いします。

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