岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

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この日に改めて思うこと

2013年03月11日

現在の住まいでの生活も2年半ぐらいになりますが、今さらあることに気付いてしまいました。
寝る時の方角が北向きだったのです。
「まっいっか」
ぼくは縁起とか気にしない方なので、この一言であっさり終わらせてもいいのですが、できれば論理的に安心できる理由が欲しいところです。
うーん・・・
あまり大きな声では言いたくないのですが、実はぼくは寝る時に枕を使わないので、
「北に向いて寝てるけど北枕じゃないもんね」
ということになり、やれやれ一件落着です。
なお、あそこは膝じゃないから膝枕なんて認めないもんね派でもあるので、温かく見守ってもらえると助かります。
ただ、”まくらぎ”にもかかわらず枕愛好家ではないことを発表してしまい、「試合に勝って勝負に負ける」というか、「骨を切らせて肉を断つ」というか、「鯛で海老を釣る」というか、「1円作るのに約2円かかる」というか、何だか失ったものの方が多かったような気持ちです。
さて、その北を示す方位記号は4に似ていますが、
4は四であり死に通ずるということで、漢字文化圏では人気がない数字です。

それは高校3年生のある日、卒業アルバム用のクラス写真の撮影の時のことでした。
自分のクラスの番が来たのでひな段に並び、撮影の時を待っていました。カメラマンが何度か確認し、「じゃあ撮りますよお」となりかけたその時・・・
ぼくの右隣にいたN君が急に落ち着きを失い始め、
「やべっ!4番だ!」
と口にしたかと思うと、
「ウソでしょ?」
という程の早業でぼくをマネキンのようにひょいと移動させ、自分とぼくの場所を入れ替えてしまいました。
「いっ、いりゅーじょん?」
何が起こったのか分からないままパシャッ!とシャッターが切られ、撮影は終わっていました。
そうです。
彼は端から4番目の順番でクラス写真を撮られることを怖れ、この大胆な行動に及んだのでした。
仮に卒業アルバムが完成して間もなくぼくが謎の死を遂げていたら、彼は罪に問われたのでしょうか?その際には是非とも化けて出て、4の形をした槍の先でぐりぐり突いてやりたかったと思います。
幸いにも、あれから20年以上の時が流れましたが、おかげさまでぼくは何とか生かされています。
あの震災から今日で2年になります。命というのは、人間の力だけではどうすることもできない時があります。しかし、生きるという営みに困っている人のために何かをすることはできるはずと信じていたいし、少しずつでも続けていくことが大切だと思います。
今後ともよろしくお願いします。

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