あのサウナがこんなに人気者になるとは驚かされるばかりですが、世間のトレンドに逆行して、個人的にはサウナに全く行かなくなってしまいました。
その理由は明らかで、以前はスポーツクラブにあるサウナをもっぱら愛好していたのですが、骨折した(「人生初Fx」)のを契機に会員をやめたからです。
それまでは会費の元を回収しなくては、と週に2~3回は通っていたのが、骨折して安静のためスポーツクラブに行かない生活が1ヶ月くらい続くと、自分が実は運動があまり好きではないことを悟ってしまい、サクッと退会することにしたのでした。
ただ、その後1年も経たないうちにコロナ禍となり、我ながら先見の明があったな~と大いに感心した次第です。
ちなみにそのスポーツクラブのサウナでは、なんだかよく分からない行動を取る人々がごく一部にいて、ずっと気になっていました。
そこはオッサンだらけで昔ながらのサウナだったため、サウナから出ると水風呂に直行するのが当たり前の、マナーなど存在しない無法地帯でした。
ぼくは基本的には潔癖なのですが、その点については、まっ最後にシャワーでしっかり全身洗って出ればいいだけだし、とお気楽に考えていました。
逆に目についていたのは、立ち去る前の大人の常識といった趣きで、水風呂の水を洗面器でせっせとすくい、サウナと水風呂の間にバシャバシャかけて、水を流している人々が数名いることの方でした。
その人々はいかにも自分達こそが正義といった雰囲気で、ほとんどのサウナ利用者がそれをしないことを軽蔑しているかのように見えました。
そんな偏見もあってか、一連の所作をやり終えた彼らは、いかにも満足気に颯爽と肩で風を切ってサウナを後にしている感じにさえ、わが目には映っていたものでした。
その行為の真意は、おそらくサウナと水風呂の間の、サウナから出た時に床に落ちた汗を水で流し、さらに水風呂の水を減らすことにより新たな水が注がれ、水風呂もきれいな水が循環して増えることを狙ったものと推察していましたが、、、
前述のとおり、そのサウナでは残りのほぼ全員が水風呂に直行していたので、そんな汗まみれの水を流しても床が大してきれいになるわけでもなく、さらに水風呂に入った時に水が少ないとガッカリ感がハンパないため、無駄な善意空回りしてるな~といつも嘆いていた次第です。
今後ともよろしくお願いします。
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水かけ論
2023年02月27日