最近のエンタメ界隈では「名古屋飛ばし」なる現象が起こっているそうで、要はコンサートツアーで名古屋公演が開催されないことなんだとか・・・
なんだかこの話題で思い出すのは昭和の頃の埼玉情報のことで、マスメディアやマンガではド田舎のイメージが前面に押し出されていましたが、実際は岡山とは比較にならない程の都会であったことを大人になってから知り、大いにショックを受けたものでした。
というわけで名古屋飛ばしなんて、岡山に比べたら飛ばされているうちに入らない気もしますが、ただ個人的には行きたいライブは地元でない方が参加しやすかったりします。
なにせ地元だと知り合いに会わないか気になって仕方ないですが、遠征だとそのリスクが一気に下がるため安心感がハンパありません。
それはさておき、3/20, 21と岡山駅で名古屋の新名物スイーツ「ぴよりん」が販売されるとのことで、朝早い時間からとんでもない長蛇の行列ができていました。
ぴよりんとはカワイイ名前ですが、近頃思うのは名前にヒロが入っている人で、何も知らずにニックネームが「ヒロポン」って、若い人の間では普通にありそう、ということです。
また愛知県や近隣の岐阜県が発祥とされる「ベトコンラーメン」も、我々の世代ぐらいまではベトナム戦争がついつい脳裏をかすめてしまいますが、若い人は何も引っかからずに、ベストコンディションの略だと知っても、そうなんですね~ベスコンじゃないんですね~ぐらいのノリなのでしょう。
ちなみにヒロポンとはかの大戦中に我が国でも使用されていた覚醒剤=メタンフェタミンの商品名で、恐ろしいことに今でもなぜか販売中止にはなっておらず、現役の薬剤リストである薬価基準収載品目リストに登録されています。
しかし現実にはこの世で流通することはなく、さすがにあのみちのく記念病院でも処方されることは絶対にありません、、、
なんだかヒロポンとかベトコンとか、分かる人には分かる、物騒で不快なワードが出てきてしまい申し訳ないのですが、本日はあの地下鉄サリン事件から30年ということで、風化させるのはよくないというメッセージも込めて、緊張感を高めるためにあえて意図的にぶっこんでみた次第です。
でも本当はオウム真理教のヤバさをリアルタイムで知っている身としては、当時はオウムの影に隠れていたかのように見えた統一教会 (現・世界平和統一家庭連合)の方が、ずっとその後も息長くタチの悪い活動をしていた事実を知らなかった (≒マスメディアはまともに報じてこなかった)ことの方が、あの痛ましい事件を契機にその実態が明らかになった時に、より強い衝撃を受けたものでした。
個人的にオウム真理教の問題における2つのポイントは、一見ド派手で分かりやすい悪の壊滅に成功したかと思いきや (残党は活動を続けていますが)、秘密裏に政治の世界にまで蔓延していた本当の巨悪が脈々と活動を続けていたことを見失うべきではなかった、ということと、教祖に死刑実行したのは当時の上川陽子法相であり、大々的に手柄にはしにくいのは承知の上で、信念により一度も死刑執行にサインしない法相もいる中、彼女の職務遂行の徹底ぶりは名誉法相かつ殿堂入りでいんじゃね、と感心する次第です。
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
ヒロポン
2025年03月20日