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カメラマン

2025年08月29日

昨今の猛暑は、昭和の夏とは比較にならない暑さであることは承知しているつもりですが、、、
ただ当時はクーラー (まだ冬でも使えるエアコンはなかったので)は貴重品で、家ではめったに使うことはできず、基本的には扇風機で暑さをしのいでいたのに対し、今やエアコンをごく日常的に使える時代なので、正直、家の中にいる分には、現代の夏の方が快適なような気がする次第です。
さて、そんなエアコンですが、一定以上の高機能モデルになると、内部クリーン機能というのがついていて、冷房・除湿の運転後には自動的にエアコン内部を乾燥させ、カビの繁殖を防いでくれます。
ところがこの作動時間が思った以上に長く、
「あれ、エアコン切り忘れたっけ?」
と、なんだかヤキモキさせられることも少なくありません。
さて、それで思い出すのが今年他界した父親のことですが、昔から親族が集まる機会では、誰も頼んでいないのにもかかわらず、
「長男だから」
という理由だけで当然のように記念写真の撮影を担当していました。
昭和のフィルムカメラの時代は、デジタルと違いそんなに気軽に何枚もパシャパシャ撮れなかったため、シャッターを押すのに慎重になるあまり、実際に撮るまでに時間がかかってしまい、撮られる方も集中力を維持するのが大変だったことを覚えています。
しかし父親に関しては、デジタルカメラになってからもシャッターを押すまでに異常に時間がかかり、
「デジタルなんだから、さっさと撮ればいいのに」
と皆の内心で不満がピークに達していたのはほぼ間違いありません。
しかも父親は、
「はい、笑って~」
とか
「はい、チーズ」
などのかけ声は全くなく、ただカメラを持って寡黙に作業しているだけだったので、いつシャッターを押しているのかもよく分からず、カメラマンの適性に欠けていることは明らかでした。
さらに父親はデジタルカメラで写真を一枚撮るごとに、撮った写真をモニターで入念に確認していたのですが、撮るまでだけでなく撮った後の、次にまた撮る準備に入るまでの期間も長かったため、
「これ本当に、何待ち?」
とはてしない時の流れに感じられ、前述したエアコンの内部クリーン作業を見るたび、今は亡き父親のことを思い出してしまう今日この頃です。
今後ともよろしくお願いします。

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