岡山県下で交通事故が発生した際に大活躍する時信(ときのぶ)レッカーという会社がありますが、実はそこの息子とは小中学校の同級生で、たしか小学6年生の時に同じクラスでした。
彼はゲームが大好きなおそろしく暗い男で、休み時間には必死で机にへばりついて、方眼紙のます目を使ってゲームのキャラクターのドット絵を描き、ひとり悦に入っていました。
その点ぼくはとても明るい少年だったので、こんな暗い趣味とはもちろん無縁でしたが、では当時ハマってよくやっていたことといえば・・・
ノートにこっそりと、なんでもかんでも手当り次第にランキングを付けていました。
中でも「友だちランキング」なるものを付けては日々、どころか多い日には一日のうちに何度も更新し、友だちとケンカなんてしようものなら
「このやろー・・・せっかくトップ10にランクインさせてやっていたのに・・・もう一気にデータ圏外に転落させてやる!」
と心の中で強く誓って制裁を加えたり、でもその後で仲直りした日には、電光石火の早業で再びトップ10へ返り咲きさせたり・・・といったようなことに夢中でした、が、もしその秘密のノートを誰かに見られてしまったら、あまりの恥ずかしさで顔はまっ赤っ赤になってしまい、故・星野仙一氏以上の燃える男として時信レッカーに対抗して小野烈火に改名したかもしれません。
ね?まっ赤っ赤の大烈火男子ですからね、やっぱり明るい少年だったでしょう?
ただそのランキング癖は今でもまだ少しは残っていて、無意識のうちに順位を付けてしまっていることがたまにありますが、大人になってからで最も付けているランキングはおそらく・・・
ジャマな信号ランキングでしょうか?
おっと、しかし車の運転にはくれぐれも気を付け、時信レッカーのお世話にはならないようにしないといけません。
それはともかく、わが岡山県が生んだ英雄、星野仙一氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
献花台が一瞬ケンカ台に思えたのは、闘将の熱い生きざまからのご愛嬌ということで。
今後ともよろしくお願いします。
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秘密の趣味
2018年01月09日