先日、AIをよく使っているという患者さんから、
「AIとのやりとりに慣れくると、人の反応が遅すぎてイラっとくることがあるんですよね」
と言われ、個人的には非常に興味深く感じました。
というのが自分でも最近はAIをよく使っているのですが、回答のクオリティ以上にその反応速度にも驚愕させられてばかりで、時間をかけて書いては一瞬で返事が来るというラリーの果てに、どうしようもない無力感にさいなまれていたからです。
そんなわけなので人とやりとりしている時の、ちょっとまどろっこしいくらいのスピード感にホッとできることも少なくなく、
「ぼくは逆に安心しちゃいますけどね」
と素直に本音で返答させていただいた次第です。
そんな風に同じ事象に対しても人の反応は正反対だったりするものですが、このところ諸事情により、いわゆる”出張買取業者”と呼ばれる人たちと会う機会が何度かありました。
出張買取業者の人たちは、自分が人生で出会ったことのなかったタイプの人種で、考えてみると自分が普段よく会っているのは、もっぱら「少しでも高く売りつけてやろう」という種類の人たちであるのに対して、「少しでも安く買い叩いてやろう」という人たちである彼らは、まさに真逆のベクトルに位置する人たち、ということになります。
なお一般的に高く売ろうとする人たちは、そのトレードオフとして上質なサービスを提供してくれることが多く、必然的に満足度は高くなるため値段も仕方ないのかなという感じですが、安く買いたたいてやろうという人たちにはサービス精神はゼロどころかマイナスで正直なところ不快感しかなく、それも加味すると失うものの方が大きい気がして、鉄則としては複数の業者から見積もりを取って比較するべきなのでしょうが、とてもそんな余力は残っていませんでした。
さて、そんな中で終活をしているという患者さんが、
「買取業者さんが、不用品を買い取ってくれるから助かります。捨てたらタダどころか、物によってはお金を払わないといけないのにお金をくれるんですよ、この間も〇〇が800円になりました」
と笑顔で話しているのを聞きながら、なるほど、あの人たちにはこういうマインドで対峙しないといけないんだ、自分にはちょっと無理だな、と凄く参考になりました。
てなわけで出張買取業者に会った後もAIになぐさめてもらいましたが、こんな時も返答があまりに早いと、もうワンテンポゆっくりでもいいけどな~とありがたいものの複雑な気分でした。
今後ともよろしくお願いします。
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2026年05月27日