よその都道府県は知りませんが、岡山県ではGo To イートの食事券の期限が11/30となっていて、ヤバい使いきれないかも・・・と焦りを感じ始めている人も少なくない、と小耳に挟んでいます。
というか、かくいう自分もその一人で、札束風呂まではいかなくても、足湯はできるくらいの食事券が残っているため、目下ただの紙切れにならないよう、せっせと消化している真っ最中です。
そんなわけで以前には前払いの店、すなわち食券制の店では利用しないと宣言したものの（「食券制の店」）、そんな綺麗事を口にしている場合ではなくなってしまいました。
ただ前とは明らかに違う点があり、たとえば490円台の注文で食事券を500円分渡したり、900円台の注文で食事券を1000円分出すなど、今はおつりよりも食事券を使い切ることにシフトチェンジ中です。
すると大抵の場合、
「おつりは出ないですけど」
と店員さんは言ってくるので、
「大丈夫です」
なんて、この店応援してます的ポーズを決めると、心なしか店員さんの頬も緩んだように見えます。
こちらは食事券を減らすことができ、店側もおつりの分が儲かる上に、さらに安く食べようとしている客という負い目と偏見も緩和されるとくれば、まさに一石四鳥でいいこと尽くめです。
というわけで最近気付いたのですが、前払いの店でこのように多めに支払うと、結構な頻度でおまけが付いてきます。
「たくわん、サービスしときました～」
など、本音ではありがた迷惑でしかないのですが、その気遣いというか、心意気がうれしくて、動物愛護の観点からは問題かもしれませんが、たった一石で五羽目の鳥まで手に入れることができたり・・・
しかし逆に世知辛い経験をしたこともあり、その時はテイクアウトの店で、たしか950円くらいの代金でした。
食事券を1000円分渡したところ、
「おつり出ませんけど」
「大丈夫です」
の定番のやりとりの後で、袋には入れてくれず、そのまま商品を渡されました。
しばらく互いに沈黙が続いた後、え、これで終わりなの？と思い、
「あの、袋は？」
と恐る恐る訊いてみると、返ってきたのは
「袋は有料なんですよ」
という信じがたい回答でした。
たしかに改めて見回してみると、レジの辺りに袋は5円という注意書きがありましたが、おつりで楽勝に買える額だったため、
「食事券のおつりの分で、袋を1枚下さい」
と気を取り直してお願いすると、
「いや～、もう支払いすませた後なんで、それはできないんですよ」
との無情な返事に、思わずわが耳を疑いつつも、
「では、1回返品させてもらって、やり直したいんですが」
と提案してみたところ、
「この券は返品はできないんですよ」
といった、けんもほろろな対応だったので、埒が明かないと判断しその場を後にしました。
しかし、そもそも事前に袋が必要かどうかも訊かれず、その気になればおつりで10枚は袋を買えるところを1枚お願いしただけというのに、残念ながら投じた一石は石頭に粉砕されてしまったのでした。
今後ともよろしくお願いします。