時が流れて、ようやく理解できること、というものがあります。
かつて20代の頃、職場でトイレに行くと、すでに数人が立って用を足していました。
年齢は明らかに自分より上の方々で、空いている便器を使いごく普通に事をすませたところ、、、
なんと入った時にすでにいた人たちは全員、まだ終わっていませんでした。
これは一体どういうこと?といぶかしげに様子を見ていると、気のせいか皆さん小刻みに腰を振っているような印象でした。
全てが謎のまま手を洗ってからトイレを後にしたのですが、今ならもう分かりすぎるくらいによく分かるというか、完全にもはやそっち側の仲間入りを果たしています。
さて昨年大晦日の紅白歌合戦で、玉置浩二さんが「悲しみにさよなら」という曲を歌っていました。
これは1985年のヒット曲で、作詞・松井五郎さん、作曲・玉置浩二さんのコンビによる作品で懐かしく聴いたものでした。
すると思い出してしまったのですが、翌年の1986年には当時アイドルだった斉藤由貴さんが「悲しみよこんにちは」という曲を出していて、実はこの作品も作曲は玉置浩二さんなのです (ちなみに作詞は森雪之丞さん)。
近いタイミングで発表されたこの2作が真逆のタイトルなのが、偶然なのか意図されたものなのかは不明ですが、「悲しみよこんにちは」といえば、アニメ「めぞん一刻」の最初のオープニング主題歌で、基本的にアニメの「めぞん一刻」はあまり好きではないのですが (というかマンガのアニメ化自体に大いなる偏見を持っています)、このオープニングは個人的には全アニメのオープニングの中でも1,2を争うくらいに好きで、「めぞん一刻」の世界観を実に的確に表現していると思います。
当時のこの曲に対しての感想は、「悲しみにだって負けないんだから」という前向きな印象だったのですが、それ以降の彼女の言動からは、本当は周囲の人に不幸をお届けします的な、サイコな意味だったのね、、、
と改めて実感しているところです。
今度ともよろしくお願いします。
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悲しみ
2025年01月26日