岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

ぽたぽたハラスメント

2019年07月28日

夏、すなわち暑い季節になってきました。
当然クリニックの待合にも冷房を入れていますが、あの問題を避けては通れなくなります・・・
そうです、
「冷房がききすぎで寒い」
というクレームと、そのとなりではハンカチもしくはタオルでぽたぽた流れる汗をぬぐう人がいる、という対照的すぎる光景・・・
偏見かもしれませんが、
「寒い」
という人は積極的にクレームをつけてくる一方で、
「暑い」
派の人はじっと黙って耐え忍んでいる印象です。
ちなみに、こういう場合ぼくの基本的な方針は超明確で、
『空調は暑い人に合わせます、以上!』
となります。
大変に申し訳ありませんが、冷房が苦手な人は独自に工夫してもらうか、残念ながら縁がなかったと考えてもらうしかありません、絶対に譲れない戦いがそこにはある、のです。
おっと、この最後のフレイズは後でサッカーの話題になる伏線なのですが、気付かれないと寂しいので堂々と予告しておきます。

かなり前のブログで(「11月の風に吹かれて」)、風は実際には迷惑なことの方が多いのにさわやかなイメージが強くてズルイ、と書いたのですが、同じようにズルイなあと感じてしまうのが汗です。
TBS系の「音楽の日」というテレビ番組の今年のテーマが汗で、”日本中の頑張る「汗」への応援歌をお届けします!”とウェブサイトにあったのですが、正直ズルイな~と思ってしまいました。
誤解をしないでもらえると助かるのですが、汗そのものを決して否定はしませんし、汗をかいてしまうのは仕方のないことです、でも・・・汗をかかなくてすむのであれば、かかないに越したことはないですよね?
それが「頑張っている=汗をかいている」、つまり「汗をかいていない=頑張っていない」みたいに簡略化されてしまうと、違和感を抱かざるをえません。
そんなわけで、当院では最も汗っかきの人に合わせた空調管理を行っていますので、冷え性の方はくれぐれも体調管理にお気を付け下さい。

前の前のブログで(「ヘロン」)、ヴィッセル神戸 vs FCバルセロナの試合を観に神戸に行くつもりと書いたのですが、実際に行ってきました。
そのブログ中で生メッシを観たことがないと記したのですが、よく考えてみたらサッカーの試合そのものを観たことがなく、人生で初めてのサッカー観戦でした。
しかし・・・初のサッカー観戦がメッシ不在とはいえバルサとは、あえて自転車でたとえるなら初心者がいきなりイタリアンバイクのデローザに乗る、みたいな感じでしょうか?
それはともかく、人生最初のサッカー観戦を終えた感想としては・・・
「まっ今後はテレビでいいかな」
という若干切ないものでした。
場所はノエビアスタジアム神戸という会場だったのですが、席は狭いしシートは硬いし、あと試合終了後の混み具合は地獄で・・・ただ、埼玉スタジアム2002の帰りはもっと地獄らしいので、埼玉には行かなくて本当によかったとホッと胸をなで下ろしました。
メッシもコウチーニョもいませんでしたが、大好きなジョルディ・アルバにセルジ・ロベルト、あとイニエスタもしっかり見えたので、もちろん行った甲斐はありましたが、全てのプラスとマイナスの総合収支を出したら家で観てる方が上かなと。
あとこれは提案ですが、3人以上で来ている場合は、一番汗をかく人、特に中高年以上のオッサンを端に配置してはいけません。
グループ内で発生した汗は周囲の迷惑にならないよう、グループ内で責任を持って管理してほしいと思います。
よしんば汗っかきのオッサンが端っこになってしまう場合でも、その汗男は汗を拭き拭きした長いマフラータオルが、間違ってもとなりの席との境界を越えないよう細心の注意が必要です。
本来マフラータオルは肩にかけて使うものなので、そりゃ太ももの上の置いたら余りが出て、横の領土を侵しますよ・・・
というわけで試合の後半は、このオッサンの汗がついた服の処遇をどうするかについて、ずっと考えを巡らせるハメになってしまい、あまり内容に集中できませんでした。
もし日本中の汗に耐えて頑張っている人への応援歌があるのなら、ぜひその曲を流してほしいとTBSに願っていました。
なお偏食はそこまでない方のつもりなのですが、椎茸は子どもの頃から苦手で今でも現役バリバリです。わが家ではほとんど椎茸が食卓に上ることはなかった分、小学校に入って給食でヤツに出会った時は衝撃でした。
うす切りにされた巨大な椎茸の傘の部分が、器には収まりきらずにダランとはみ出て、さらには下のトレーに接地していた光景は今でもトラウマになっています。
今回、綿70%汗30%のマフラータオルがこちらにニュッとはみ出だしてきた時、思わず少年時代の巨大椎茸の恐怖がフラッシュバックしてきたのでした・・・

スタジアムからの帰りは臨時バスで兵庫駅まで行き、そこから三宮駅経由で新神戸駅に着き、新幹線を利用したのですが、なんとバスの途中で横にバルサの選手を乗せたバスが並ぶという奇跡が起こり、電車じゃなくてバスにしてラッキーだったな~と心から思いました。
バルサの選手はそのまま飛行機で帰ったらしく、こんな蒸し暑い日本にわざわざ来てくれて感謝しかありません。
神戸は・・・実はあの浅見光彦が最後の事件である「遺譜」の中で、長年住み慣れた実家の居候を廃業して移り住む候補になっていた場所でもあり、岡山に住んでいると劣等感を持ってしまう都会だったのですが、兵庫駅のショボさにちょっとだけ自信を取り戻しました。
兵庫駅よりも神戸駅、神戸駅よりも三宮駅が立派という、神戸というか兵庫は不思議なところです。そういえば伊丹という土地は兵庫にありますが、大阪と勘違いしている人は多いのではないでしょうか?
なんだかサッカー観戦というより、サッカー汗腺といったひと時でした。
今後ともよろしくお願いします。

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