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クリニックブログ

ど真ん中

2018年02月24日

先日はスキーに行ってきました。
訪れたのは中国地方が誇る名峰・大山の「だいせんホワイトリゾート」で、鳥取県米子市に住んでいた縁もあり、スキーに行く時にはもっぱらこちらを利用させてもらっています。
「だいせんホワイトリゾート」ではスキー場の近くの駐車場が満車の場合は、少し離れた駐車場に車を置いてシャトルバスを利用しなければならないのですが、この日は平日であったためスキー場に近い駐車場に車を置くことができラッキーでした。
ただ平日とはいえ車は決して少なくはなく、車から降りスキーの準備をしていると隣り合う車とのスペースがあまりないため、なんか狭苦しいな~でも仕方ないな~と思っていたら、少し離れたところに駐車している、妙に左右のスペースが空いている車に気付きました。
ん?と思い近くまで行ってみると、なんとその車、2台分の駐車スペースのど真ん中に駐車しており、そのため左右のスペースが十分すぎる程にあり余っていたのでした。
大きいワゴンタイプの車でいかにも若者が乗っていそうな雰囲気でしたが、こういう非常識なことをする若者というのは、将来は一体どういう大人になっていくのだろう?と正直なところ不愉快な気分になってしまいました。
それからは天気もよかったので思う存分にスキーを満喫することができましたが、実は昨シーズンはスキーには来なかったので今回は2年ぶりで、スキーの爽快感というものは他には代えがたいものであることを改めて再確認した次第です。
おそらく今シーズンのスキーはこの1回で終わってしまう可能性が高いですが、それでもスキー板のメンテナンスはしっかりしておかなければなりません。
以前にシーズンで1回しかスキーに行かなかった年に、
「まっ1回だけだからメンテナンスには出さなくていいか」
と放置していたところ、次のシーズンにスキーに行きスキー場でスキー板を出すと・・・
ぼくのスキー板の色はブルーなのですが、前にもブログで書いたとおり個人的にはオレンジとブルーの組み合わせが好きで(「夏の終わり’16」)、
「おおっ!ブルーとオレンジのコントラストが実にキレイだ・・・って、スキー板ってたしかブルーだけじゃなかったけ?」
と慌ててスキー板を注意深くチェックしてみると、なんと思いっきり錆びてきていてそれがオレンジに見えているだけだったので、とても大きなショックを受けたことがあります。
もっともその錆びはその後に店でメンテナンスに出すと、ほとんど目立たないまでに落としてくれたので今回もそのスキー板で滑ってきたのですが・・・
それはさておき、その帰り道には高速道路を利用しました。
米子道に乗ったのはたしか夜の9時頃でしたが、この時間帯は交通量も極めて少なく、思いっきり飛ばせるので通常よりはるかに短い時間で岡山まで帰ってくることができます。
というわけでぶっ飛ばして快調に進んでいたのですが、江府インターをすぎ蒜山にさしかかる手前辺りの道路情報板に
『低速車作業中』
の文字を発見したため、思わず舌打ちをしてしまいました。
ご存知ない方のために説明しておくと、積雪地方の高速道路では作業車が凍結防止剤を撒きながら走行しているのですが、これが本当に30km/m程の超低速であるため、片側一車線で前方を走っていようものならとんでもない足止めを食らうことになります。
昔に比べたら米子道も二車線の箇所が増えたので、その場合は作業車は左車線を走っているため右車線で追い抜くことは可能なのですが、しかし現実的には事態はそう簡単ではなく注意が必要です。
作業車は後方だけでなく右横にも凍結防止剤を撒いているので、何も考えずに追い抜こうものなら車がまともに凍結防止剤を浴びることになります。
ただ作業車は一定の間隔で凍結防止剤を撒いているため、散布の間欠期に追い抜けば凍結防止剤に当たらずに作業車を突破することができるのです。
蒜山の手前の一車線で作業車に追いつき、仕方なくその後を何台かの車が連なり低速走行していましたが、ようやく道が広がり二車線になると待ってましたとばかりに飛び出して行った車がありました。
しかし何も考えていないその車は、右横に散布される凍結防止剤を見事に浴びていたのですが、それはまさに
『追越禁止』
の電光掲示板を掲げる作業車からの洗礼といっても過言ではありませんでした。
実はぼくはその車の列の先頭にいたのですが、凍結防止剤の散布されるタイミングを見極めるため、二車線になってからも左車線で低速での走行を続けていました。
その間にはしびれを切らした後続車が次々に作業車を追い抜いていきましたが、まともに凍結防止剤を浴びる車もあれば、ラッキーにもすり抜けて突破していく車もあったものでした。
後続車がいなくなり、タイミングも大体つかめたので右車線に移動し、ようやく追い抜こうとしたその時、とんでもないことに気付いてしまい、思わずブレーキを踏んで加速するのは慌てて中止することにしました。
ぬわんと、低速作業車は2台連なって走行しているではありませんか!
しかも凍結防止剤の散布タイミングは意地の悪いことに微妙にずれていて、後の車を凍結防止剤の散布間欠期に追い抜けても、前の車を追い抜く際には凍結防止剤を浴びてしまう危険があります。
後続車がないことをいいことに右車線で2台の作業車の凍結防止剤の散布タイミングをしばらく観察していると、後の作業車の凍結防止剤が再散布されるギリギリまで待ってから追い抜けば、前の作業車には凍結防止剤の散布がちょうど終わるタイミングで横に並びそうなことに気付きました。
そこで後の作業車の凍結防止剤の散布が終わってもすぐにはアクセルは踏まず、次の散布までのギリギリのタイミングで追い抜きを開始すると、後の作業車を再散布前に無事に追い抜け、前の作業車は右横に接近するまでは凍結防止剤を散布していましたが、横に並ぶ直前に散布は終わり作戦どおり2台の作業車を無傷で追い抜くことに成功しました!
そこからは遅れを取り戻すべく飛ばしまくり米子道を南下していったのですが、しかしまたしても道路情報板に
『低速車作業中』
の文字を再度発見した時には心底ガッカリしてしまいました。
なお作業車で最悪なのは片側一車線で前方を塞がれている場合ですが、二車線でも前述のように凍結防止剤をかわして追い抜かなければならないので、一車線程ではないものの最悪は最悪です。
では、作業車を追い抜くのに最も適した道はどこか?というと・・・
それはもう絶対に二車線のトンネル、これに尽きます。
さすがにトンネルの中では凍結防止剤は撒かないので、タイミングも何も考えずに心置きなく追い抜くことができるのですが、その後も続けて高速道路を進んで行くも作業車には出会わず、ついに湯原近くの長い大きなトンネルに入りました。
ここに作業車がいてくれたらいいんだけどな~と期待しつつトンネルの先を急ぐと、眼前にぼんやりと車の集団が見えてきました。
おそらくぼくより先にさっきの作業車を追い抜いて行った車たちと思われましたが、車の集団が二車線に分かれてノロノロ走っているのは実に奇妙な光景です。
一体どういうことなんだろう?と疑問を抱きつつ近づいていったところ、なっなんと・・・
作業車が二車線のど真ん中を陣取ってちんたら走行しているため、後続車が抜くに抜けない状況で通せんぼされているところでした。
にっくき低速作業車の上には
『追越禁止』
の電光掲示板が堂々と光っていましたが、ぼくは思わず「だいせんホワイトリゾート」で2台分の駐車スペースを使っていた若者のことを思い出し、彼らは将来こういう卑劣なことをする大人になるのかなあ・・・と暗澹たる気分になってしまいました。
今後ともよろしくお願いします。

 

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