ただいま公開中の映画「マミー」を観てきました。
といっても、シネコンで大々的に公開中の映画ではなく、何ですかそれは?という人の方が多いと思われるため、簡単に内容を説明しておくと・・・
要は1998年の和歌山毒物カレー事件がテーマで、犯人で死刑判決も出て現在は大阪拘置所に収監されている女性を、本当に犯人と決めつけていいの?冤罪なんじゃね?という、視点から監督がメガホンをとったドキュメンタリー作品です。
この事件で使われた毒物とはヒ素なのですが、ややこしいのは犯人夫婦はこの事件の前にヒ素を使った保険金詐欺を繰り返しており、こっちについては全面的に認める一方、カレー事件に関しては否定している点で、個人的な印象としては黒か白かと問われたら、、、
まっQRコードみたいな感じですかね?
ちなみにこのQRコードは、当院のウェブサイトのものとなっております。
もう少し地元色を強めて、岡山名物で答えるとすれば、
大手まんぢゅうよりは、
残念ながら藤戸まんぢゅうってところでしょうか?
なお知名度では大手まんぢゅう>藤戸まんぢゅうと思われますが、古いのは藤戸まんぢゅうの方で、こういう後追いの方が優勢になっちゃってるパターンって結構ありますよね。
サンダルのウォルディーズとクロックス (「ぼくらはみんな生きている」)、金田一少年の事件簿と名探偵コナン (「ターニングポイント」)、あと最近知ったのですが、主に中国地方で展開している長崎ちゃんぽんのチェーン店、長崎ちゃんめんの方がリンガーハットよりも始めたのは先なんだとか。
話題が激しく脱線しているので修正すると、和歌山毒物カレー事件は当時から保険金詐欺については情報としては知っていましたが、具体的にどうやって詐欺を行っていたのかはずっと謎でした。
で、今回の映画では犯人の夫がその手口を生々しく語っているのですが、まずそもそも論としてヒ素は彼がシロアリ駆除を生業としていたことから身近にあったそうです。
そして問題の詐欺の手法ですが、ヒ素をペロッとなめてから交通事故を起こし、後は病院に運ばれればヒ素の影響で一時的には重体のように見えるものの、実際にはヒ素が体から抜ければすっかり復活するわけで、しかしそこで手足が動かないと主張して後遺症を装えば保険会社から億の単位の保険金があっさり支払われたとのことで、本当にもういろんな意味で、
「なめんなよ!」
という感想しかありません。
さて、タイトルにもなっているマミーに対応する語は、パピーではなくダディで、これは以前にブログで書いたことがあるスナックのママに対するのがパパじゃなくマスターであること (「混沌」)と一緒に覚えておくといいかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。