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学会の日に思い出した、神様のこと

2017年06月28日

先週はお休みをいただき、学会(学術集会の方、学会という用語については以前のブログ「学術集会」を参照していただけると幸いです)に参加してきました。
学会に参加したことがない方のために簡単に説明しておくと、会期中には講演やシンポジウム、ワークショップなどいろいろなプログラムが数多く用意されていて、参加者はおのおの興味のあるものが行われている部屋に行き自由に聴講する仕組みになっています。
今回はイスが足りずに立ち見や地べたに座りこむ人が出現するどころか、部屋に入りきれない人まで登場する程に盛況なプログラムも多かったようです。
ぼくもいくつかのプログラムを聴講したのですが、運良くイスに座れたものもあれば、会場の中で立つスペースを確保するのにすら苦労したものもありました。
イスに座っている時に立っている人を見ては
「ラッキー!」
と優越感に浸ったり、逆に立っている時に座っている人を見ると
「うらやましいっ!」
なんて嫉妬にかられたりしましたが、結果的には座って聴講していると気付けば寝てしまっていたことが多く、立って聴講していると寝ないで最後まで乗り切れたので、当初はガッカリでも最終的にはニンマリに変わることもあるって改めて実感したものでした。
さてその学会では、同期のKという男と一緒にいました。
実は以前にもこのブログで同期のKという医師のことを書いたことがあるのですが(「鉄道の日に思い出した、神様のこと」)、今回のKは全くの別人で彼はかつて30歳にしておたふく風邪(ムンプスウィルス感染症)にかかってしてしまうという不幸に見舞われました。
大人のおたふく風邪は子どもに比べて重症化し易いとされていますが、ご多聞にもれず彼もかなり大変だったようで、治った後の激ヤセっぷりにはかなり驚いたものでした。
しかし彼はその後マラソンに目覚め、いろんな市民マラソンに参加するなどすっかりスポーティーになってしまい、以降もその体型を維持しているので、最終的にはおたふく風邪の前よりも健康になっているような印象です。
さらに彼は今回の学会参加のようにホテルに宿泊する際にはシューズを持参し、その街を走って散策することを楽しみにしているとのことですが、そんな彼と会話していた時のことでした。
「大浴場があるホテルが好きで、こないだも大阪の西成のドヤ街で1500円のホテルに泊まったんだ。日雇い労働者がたくさん来そうで汚いんじゃないかって不安だったけど、意外と皆さんきれいにしてたから風呂を楽しめたよ」
「へえ~そうなんだ」
「そこでもホテルの周りを走って汗をかいて、それから大浴場に入って気持ち良かったよ」
「ん!?ちょっと待って・・・それじゃひょっとして一番汚いのはお前だろ」
「えっ、そうなるのかな」
彼はすっとぼけていましたが、その後に詳細に確認すると大浴場のあるホテルに宿泊しては周辺を走って汗を大量にかき、戻ってくると風呂にドボンと直行していることが明らかとなってしまった以上、とりあえず彼は今ぼくが最も一緒に風呂に入りたくない男です。
というわけでなんだかKが、「千と千尋の神隠し」に出てくるオクサレ様というヘドロみたいな神様に少しだけ見えたのはご愛嬌ということで・・・
今後ともよろしくお願いします。

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