エレベーターで人が多いと、先に乗った人から奥につめることになり、後から乗った人の方が先に出るのは変だとは思いつつも、まだ仕方ないと納得できないこともありません。
しかしエレベーターの到着を待っていると後から人が来て、扉が開くや否や先に乗り込まれた日には度肝を抜かれてしまいます。
買い物ではレジに並ぶ時など、はっきりと順番が決まっていれば大丈夫な気がしますが、この場合でも逆方向からお構いなしにやって来る人がいるので油断はできません。
ただ、おそらく圧倒的に問題が起こる可能性が高いのは、ショーケースの前から順番が定かでないまま、注文をしなければならない際です。
これまでに3回ほど、現在買い物中の人の後ろで待っているのは自分だけという状況において、しばらく経ってから次に来た人に、前の客が終わると平気で注文をし始められたことがあります。
思わず唖然としてしまいましたが、こういう時にその人を注意するのはあまり得策ではありません。
個人的には、そういう方は日本人じゃないんだと自分に言い聞かせ、これがあの噂の「生き馬の目を抜く」ってやつですか、あ~生き馬じゃなくてよかったとホッとすることにしています。
それはともかく、こんな時こそ店の実力を窺い知るいい機会で、新たに店員さんが登場して次の客を呼ばれた場合は別として、同じ店員さんが続けて接客するのであれば、絶好のお手並み拝見タイムです。
幸いにもこれまでの3回の店員さんは皆、
「いえ、こちらのお客さんが先ですから」
と不届き者を突っぱねてくれたので、そんな店は是非また利用したいという思いを強くします。
逆にわがままなルール違反がまかり通るような店は、またの買い物の機会どころか、今この瞬間にも嫌気が差し、踵を返し立ち去ってしまうかもしれません。
ちなみに順番を無視して告げた注文を、店員さんに却下された場合の反応は、個人的体験では3回ともほぼ同じでした。
ちっダメかといった感じで口をすぼめると、
「じゃ、お先にどうぞ」
とこちらに向かって言ってきたのですが、いかにも本当は自分が先なんだけど、今回は特別に譲ってあげる、的な態度なので呆れてしまいました。
「じゃ」
の部分に強い違和感を抱いてしまいますが、漢字にすると邪悪の邪が適当でしょうか?
そういえば中学校や高校の頃は学校のテストで、答案を返された後で採点ミスがあれば教師のところに持っていき、訂正してもらっていました。
もちろん (?)持っていくのは、訂正の結果、点数が上がる時だけでした。
採点ミスのために本当の点数よりも得点がよく、わざわざ正直に申告すると下がってしまう場合は黙っていたのですが、あれはひょっとすると人間性を見るために意図的に行われていたのでは?と考え始めたら、なんだか不安になってきてしまいました・・・
今後ともよろしくお願いします。
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人の道
2020年11月29日