当院ではまだマイナンバーカードの保険証に対応していないのですが、幸か不幸か、まだそのような問い合わせはいただいておりません。
というか、実は自身がまだマイナンバーカードを作っておらず、住んでいる岡山市では庁舎内でカードの申請手続きをすると、ドラえもんのノベルティグッズがもらえるそうですが、残念ながらドラえもんではピクリとも反応しない状況です。
では一体、何だったら心が動くのでしょうか？
現在セブンイレブンでは、『TOM and JERRY FUNNY ART』2という、トムとジェリーのHappyくじが、昨年に続いて絶賛販売中です。
同じようなくじの代表選手は、おそらく「一番くじ」になると思いますが、ご存じない方のために簡単に説明しておきます。
主にコンビニの店頭に、目を引く景品を大々的にディスプレイしてあり、くじは一回700円くらいが相場で、レジで回数分の支払いをしてからくじを引き、くじに書いてある景品を店員から受け取る、という相当にアナログ的なシステムです。
古典的なガチャガチャとの違いを挙げると、まず価格設定が大幅に異なります。
たしかに皆が欲しがるような景品＝当たりの質、量ともにガチャガチャとは桁違いで、くじの値段以上の価値があるのは認めざるを得ませんが、このシステムの恐ろしいところは、誰もが残念がるような景品＝外れが恐ろしく多い点です。
しかもガチャガチャであれば、自分の期待した中身でなくてガッカリしても、他人に知られることはないのですが、このくじの場合、思いっきり店員に、場合によっては周囲に居合わせた客にも、外れを引いたことを知られることになります。
前述のとおり、当たりは目立つ場所に飾ってあって魅惑的に客を誘いますが、外れはひっそりと隠されてあり客を失意のどん底に突き落とす印象です。
前回も今回も、トムとジェリーのくじでは、当たりは明らかにフィギュアになると思いますが、正直なところ、、、たとえばステッカーはいらない子としか考えられません。
しかし無情にもステッカーが当たった時には、
「さあ、どれでも好きなのをどうぞ」
と店員もなんだったら半分笑いをこらえながら、全6種類を出してきてその中から選ぶことになるのですが、こちらも気落ちしているところは見せられず、せいいっぱいの空元気で選んでから、
「じゃ、これで」
と景品を手にして店を出た後、やせ我慢で無理をした分、反動で余計にヘコんでしまうのです。
さらに展示してある主要な景品が全部当たり尽くして消えた後でも、最後の1個にはラストワン賞という、これまた射幸心をあおる景品が用意されており、一旦ハマると最後まで抜け出せない悪魔的な仕組みとなっています。
昨年は気付いたのが遅く、くじは参加できなかったため、欲しかったフィギュアはメルカリで数倍の値段で手に入れたのですが、今回くじをやってみて改めて実感したのは、欲しい景品が当たる確率は極めて低く、外れた時のダメージなども総合的に勘案すると、最初からメルカリで買った方が賢明で、それがギャンブル性を排除した適正価格です。
ただ、メルカリで買う際にも注意が必要で、メルカリはかつて主流だったヤフオクとは逆に、送料は出品者負担であることがほとんどで、出品者は送料を少しでも安くあげるため、あれこれと工夫を凝らさなければなりません。
なので、どんなに新品と書いてあっても、説明をよく読むと発送の際にはブリスターパックという容器から取り出して送る、という出品者も少なくなく、あと実は発送は着払いというパターンもあるので、商品説明をとにかく熟読し、気になる点があればコメントで質問することをお勧めします。
値段が高いからといって景品の管理状態、発送の丁寧さが良いとは限らず、プロフィールや評価などを参考にしながら、こちらと向こうの価値観を比較検討し、ガサツそうな人からはなるべく買わないよう気を付けるしかありません。
なお、1つの店で何回もくじを引くのは恥ずかしいので、エリアマネージャーもしくはスタンプラリー感覚で、生活範囲＋αのセブンを巡回しているのですが、郊外に行く程に目玉景品はなくなっている気がして、人が集中しない店舗の方が大人買いがなされているのかな？というのが素朴な感想です。
しかし子どもではあるまいし、ステッカーは本当に貼るところがないので、せめてマグネットにしてくれたら冷蔵庫に貼れるのに・・・と残念でなりません。
こういう人を破滅に追いやる搾取システムを考えつく悪魔を、マイナンバーカード普及のためのプロジェクトチームに入れたら、たちまち逆に1人2～3枚持つようになるのでは？と恐くなってしまう今日この頃です。
今後ともよろしくお願いします。