実はかかりつけ医と呼ばれることに大いなる抵抗を持っているのですが、それについて語ると長くなってしまうので今回は端折らせていただきます。
そんなわけでほぼ毎週通っている大好きなラーメン屋があるのですが、こっちからの判断で行きつけの店と言い切っていいのか迷ったり、ましてや常連かどうかなどは店が認定することと考えている次第です (「常連への道」)。
ちなみにそのラーメン屋は2年前までは年末は12月31日の大晦日までやっていて、その最終日はその店を愛する面々が一堂に集結する日といった趣きで超混み合っていたため、正直なところ落ち着いてまったり味わうには程遠かったのですが、年越しそば感覚で当時は通っていました (「大晦日の幸福」)。
それが昨年から年末は12月30日までと前倒しになり、いちおう行ってはみたものの客の多さは相変わらずな一方で年越しそば感覚は低下していたので、今年の12月30日はどうしたものかと憂慮していたのでした。
なお当院の年内の最終日は12月28日で土曜日だったので午前だけで終わり、閉店に近い時間帯に店を訪れてみたところ、なんと貸切状態でその日の最後の客になってしまいました (「アンサング・ラーメン屋の最後の客」)。
というわけでほぼパーフェクトと断言しても過言ではない程の環境下で、推しのラーメンに舌鼓を打ちまくって堪能できたわけですが、翌日の日曜日は店休日で残る翌々日の12月30日の最終日に群衆にまみれて食べて終わるよりも、この日をファイナルとした方が絶対に良くね?と葛藤していたのでした。
そんな流れで食べ終わってから支払いをして、自分から今年最後なんですよ~と軽く言えるキャラ設定ではないため、ごちそうさまだけで帰ろうとした時、
「もう一回会える?」
とおばちゃん店員に訊かれてしまい、まるで映画のセリフみたいだったので意表を突かれつつも、
「いえ、今年最後です」
と答えると、大団円よろしく
「いっぱい来てくれてありがとうございました」
と店中の人に挨拶していただき本当に幸福に包まれ、これで今さら12月30日にノコノコ行ったら出禁になっちゃうよな~とか思いながら、素晴らしいラーメン屋ファイナルに心満たされていた、ついでにクリニックもファイナルの日の出来事でした。
新年もよろしくお願いします。