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クリニックブログ

生き残るのは

2015年05月13日

日頃からお世話になっている方が群馬に出かけられたとのことで、お土産に水沢うどんをいただいてしまいました。おそらくぼくがうどん好きなのでそのチョイスになったと思われますが・・・ただ、群馬で麺類といったらペヤングしか知らなかったので、正直なところ水沢うどんは完全にノーマークでした。というか群馬自体が実はノーマークで、ぼくの中での群馬の印象なんて①富岡製糸場②ペヤング③ドリルといった程度のものしかありませんでした。
このような偏見とか勘違いはよろしくありませんから、当ブログも出来る限りで内容の事実確認を行うようにしています。また個人的な意見などを述べる際にも、同じことを誰かがすでに発表していないか、そこそこ時間をかけて調べるように心がけています。
そんなわけなので、先日テレビで見たあるCMはちょっとした衝撃でした。
三和シヤッターという会社(なんとヤは大文字)のCMなのですが、
『進化論の中でダーウィンは言いました。
「強いモノが生き残れるのではない。環境に適応できるモノが生き残ってきたのだ。」と。』
とのナレーションが字幕付きであり、ウェブサイトでも確認することが出来ます。
これはわりと有名な勘違いの1つで、ダーウィンがそんなことを言った証拠はどこにもないとされています。ビートたけしが「ダンカン、バカ野郎」って実際には言ったことがないのと同じで、あのダーウィンならきっとこんなこと言ったんじゃないのという後世の創作の可能性が高いようです。
ネットの情報というものはただでさえ胡散臭いとされているので、こんな小さなクリニックのブログでも情報の信憑性にはとても気を配っているつもりです。それなのに超一流大企業らしからぬCMの杜撰さに、驚きを通り越して呆れるしかなく、さらに一周まわって再び驚いてしまいました。
ところで、ダーウィンだったら言っていそうなこの説、
「なんてったって生き残るのは、環境に適応できるヤツ!」
というのは果たして正しいのでしょうか?
過剰適応なんて言葉もありますが、はっきり言ってネガティブなニュアンスなので、適応だってすればいいってものでもないようです。
それではこの説を、かなり過酷と考えられる状況においても生き残った人物で検証してみます。
その人物は、父親が国際指名手配の身となり逮捕までされたのに、それでも見事に生き残ってテレビに出て、ついでに舌まで出している彼女のことです。この件については、「親の問題に対して子には責任はない」という彼女を擁護する意見も見受けられます。たしかに基本的にはそのとおりだと思いますし、ぼくとて異論はまったくありません。しかし、さすがに国際指名手配にまでなってしまったら、その論理にも限界があるのではないでしょうか?
そんな彼女が生き残れたのは、今回の件を機にヒールにキャラを変更して適応したわけではないので、おそらく環境への適応能力などではないと思います。
ということは結論は簡単で、ペヤングに入っていたというゴキブリの例を出すまでもなく、生き残るのはしぶとくて図々しいヤツ!これしかありません。
おそらく彼女なら、群馬大病院で腹腔鏡手術を受けていたとしても生き残ったことでしょう。
今後ともよろしくお願いします。

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