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2012年12月12日

車を運転中に自分と同じ車を見かけると、何だか不吉な気持ちになります。
そんな時ぼくはいつも、ドッペルゲンガーのことを少し意識しています。
【ドッペルゲンガー】もう1人の自分自身で、見た者は死期が近いという伝承のある霊的現象(*)。
現在の愛車も入れて、これまで3台の車に乗ってきましたが、何と全てが生産・販売ともに終了となっています・・・・・・・・・

キャーーーーーーーー

とは、なりませんか?
ならないのなら結構です、お騒がせしました。
ちなみに現在のぼくの愛車は、三菱のグランディスという車です。2003年からの付き合いなので、今年でかれこれシーズン10になります。
この車を選んだのには、2つの決め手がありました。
1つは、この車の発売日がぼくの誕生日と同じだったこと。いま1つは、アニメ「ふしぎの海のナディア」にグランディスというキャラクターがいたことです。
「トヨタにナディアって車があったけど、そっちの方が良くない?」
・・・・・・Gyahoooooooooon !
人生初ぎゃふんに免じて、大目に見てもらえると助かります。
って、今の誰?・・・・・・・・・

キャーーーーーーーー

タイトルに合わせるのも、なかなか大変です。

さて、10年も乗っていると、車検のたびにディーラーの担当者が「もお~車そろそろ買い替えましょうよ」と甘~い声でおねだりしてきます。
ぼくにはそれが、疑問で仕方ありません。
「買い替えてもいいけど、次に乗るのはたぶん三菱の車じゃないよ」と、心の中で返すのがいつものパターンです。
”車を買い替える=また自分のところで車を買ってもらえる”とは、なんという都合の良い考えなのでしょう。
同じく、”なんでその結論になっちゃうかな?”という疑問があります。
選挙が間近のまさにこの時期、新聞やテレビでよく見かける、
「みんなで投票に行けば、政治が良くなる」
という投票率と政治についての例のご意見です。
このご意見が正しいと仮定してみましょう。
しかし投票率が100%になったとしても、選択肢はあの方々しかいないんですよね?
ごくごく常識的に考えて、あの面々でこの国が良くなるとはとても思えません。
となると、選択肢そのものに改善がなければ政治は良くならないわけですから、投票率が上がった暁には選択肢にきっと何かが起こるはずです。
たとえば・・・
80%突破により、ナウシカのような献身的なリーダーが新たに立候補するとか、
90%を超えると、現行の立候補者の魂が浄化され、お腹の漆黒が薄らいでいくとか、
100%では、全ての立候補者がスイミーみたいに1つに合体し、救世主になるとか。
そんなことが起こるのでしょうか?
ご安心下さい。
現実的には投票率はそんなに上がらないので、『投票率が上がれば政治は良くなる』というご意見は机上の空論として検証されることもなく、不死鳥のように選挙のたびに今後も語られ続けるのでしょう。
ところで政治の世界では、ドッペルゲンガーは特に珍しいことではないようです。
小選挙区と比例代表の両方から立候補するというカッチョ悪いことを、良識ある政治家の先生方がするはずありません。重複立候補の方は、どちらかの立候補はドッペルゲンガーによる悪戯と思われます。
本物との見分け方は、お腹が漆黒なのが本物、だそうです。

ぼくの中の『カー・オブ・ザ・イヤー2012』は今年もグランディスの連続受賞でした!
何がいいって、昔の車はシートベルトをしていなくても、ごちゃごちゃ言わないから好きです。
どんなに高級車で、ラグジュアリーだのエレガンスだのリッチだのプレミアムだのを謳っても、ちょっとシートベルトしていないだけで、
”ぴいぴい”
とか鳴り始めたら台無しです、100年の恋も冷めてしまいます。
それでは、投票日にはシートベルトをしっかり締めて、清き一票を投じてきます。
今後ともよろしくお願いします。

*  心理学・精神医学的には”自己像幻視-autoscopy”という概念で説明可能とされており、脳内のどの部位の異常により出現するかも現代科学は解明しつつあります。

 

 

 

 

 

 

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