以前スポーツクラブに入っていた頃、不満に感じていたのは、ロッカールームとは臨界点なり、ということでした。
なお本ブログにおける臨界点とは、2つの異なる状態が、一触即発でせめぎ合っている地点、という意味です。
一応ご存じない方のために、スポーツクラブのロッカールームについて簡単に説明しておきます。
到着して受付をすませると、ロッカーに荷物を入れて着替えて運動して、たっぷりと汗を流してロッカーに再び帰ってきたら、服を入れてシャワーを浴びてさっぱりした気分になり、口笛なんて吹きながらルンルンで服を着て颯爽とその場を後にする、といった風な場所です。
では、どの辺りが臨界点なのかを説明すると、、、
もはや説明不要な気もしますが、シャワーを浴びてさっぱりした気分になり、口笛なんて吹きながらルンルンで服を着ている人と、運動してたっぷりと汗を流して帰ってきた人が交錯するため、基本的にニアミス状態でいつ接触しても不思議ではなく、
「あっ、ごめん」
なんて汗まみれのオッサンに、シャワー後に当たられたら、やや神経質すぎるかもしれないものの、もう一回シャワーを浴び直さないとやってられません。
という問題も大きな要因となり、スポーツクラブは退会してしまったのですが、それから間もなくコロナ禍となったので、我ながら絶妙のタイミングだったなと感心しています。
その他にこれまた臨界点なり、と感じるのは、クリーニング屋のカウンターですが、あそこもクリーニングに出しにきたビフォーの服と、クリーニングから戻ってきたアフターの服が交錯する場所です。
もっとも、クリーニング後の服は袋に入っているので、許容範囲といえば許容範囲なのですが、先日クリーニング後の服で気になる点があり、
「すみません、ここ気になるんですけど」
と指摘してみると、
「どれどれ」
と言いながら、おばちゃんが袋から服を取り出し、カウンターの上に平気で置いたのにはガッカリしてしまいました。
どうしても我慢しきれずに、
「このカウンター、汚いですよね」
と苦言を呈してみたところ、
「え!?大丈夫ですよ、いつも拭いてきれいにしてますから」
との返事だったのですが、その時も前の客からの続きで、間に拭いた事実は全くなく、その店については、後にも先にもカウンターを拭いている場面など、お目にかかったたことがありません。
そして最近、ごく身近に臨界点が存在していた事実を知ってしまったのですが、その灯台もと暗し的な話は、また次回にということで。
今後ともよろしくお願いします。
クリニックブログ
臨界点
2021年09月26日