岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

大人になって

2017年03月09日

幸いなことにこれまでの人生で夜眠れなくて困ったことは3回しかないのですが、その中の1回は今から約10年前の鳥取県米子市にいた時のことでした。
当時は「ラバール」というカフェがお気に入りで2日に1回くらいの結構なハイペースで主に夜訪れていたのですが、実はお目当てだったのはコーヒーなどの飲み物ではなくジェラーチェという甘いスイーツで、本当は毎日行きたい程に好きだったもののそれはちょっと男として恥ずかしいなあという自意識も働き、それであえて2日に1回くらいに抑えていたというわけです。
店ではスタッフにもすっかり顔を覚えられていたらしく、
「いつものにしますか?」
「お願いします」
「ジェラーチェ、プレーン、カップで、○○円になります」
なんて感じで注文する必要もない域にまで達していた、ある夜のことでした。
何気なくメニューを見ているとエスプレッソが飲みたくなってしまい、
「いつものにしますか?」
と訊かれた際に
「はい、それとエスプレッソを」
と追加で注文しました。
すると女性のスタッフが眉間に少ししわを寄せながら
「え!?でも・・・エスプレッソはかなり濃いですよ」
と意外な反応をしてきたので、ちょっとした驚きでした。
たしかにいつも甘いジェラーチェばかり食べている男が、突然苦いエスプレッソを飲むのは無謀と判断されても不思議ではなく、あくまでもこちらのことを気遣った上でそのような助言をしてくれたことは重々理解していましたが、しかしそれがお子ちゃま扱いされているように感じられたので意地を張ってしまい、
「いや、エスプレッソを下さい」
「そうですか・・・じゃシングルとダブルがありますけど、シングルで」
「いや、ダブルで」
「え!?でももう夜も遅いですし、ダブルだと眠れなくなるかもしれませんよ」
「大丈夫です、エスプレッソをダブルで下さい!」
といった流れでエスプレッソのダブルを夜11時頃に飲んだ結果、その夜は全く寝つけず人の助言には素直に従うものだな~と深く反省したことを今も覚えています。
さてそんなお子ちゃまだったぼくが、先日明治の「チョコレート効果カカオ95%」に挑戦してみました。
というのも患者さんから
「カカオが体にいいらしいので高カカオチョコレートを食べています。95%だと苦くて吐きそうだったんですけど、86%ならなんとか食べれてます」
なんて話を聞いていたので、カカオの効果はともかくとして95%ってのがどの程度苦いのかに興味が湧いていたからでした。
そんなわけで、その「カカオ95%」を食べた結果です。
ネットで食べた人の感想をざっと調べてみてもかなり苦いようだったので、ドキドキしながら口に入れてみたのですが・・・
全くのド楽勝でした!
いやいや、こんな程度ならいっくらでも平気ですよ。
思えばエスプレッソごときで眠れなくなっていたお子ちゃまの時代もありましたが、すっかり大人になったものだな~と実感したものでした。
そういえば最近、もう一つ大人になったな~と実感したことがあります。
現在ブレイク中のお笑い芸人ブルゾンちえみさんはなんと岡山県出身だそうですが、実はぼくの周囲に彼女に似た女性がいて、しかもその人は普通のメークなのです。
はっきり言ってしまって、普通であれにソックリってすごくないですか?
というわけで
「ブルゾンちえみに似てるよね?」
って本人に言いたくて言いたくて仕方なかったのですが、その後の展開が恐かったこともあり己の全抑制心を総動員し、そのことを口にするのをなんとか我慢した次第です。
若い頃だったら絶対に口走ってしまっていたと思うので、大人になったな~と我ながら少し感心しました。
今後ともよろしくお願いします。

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