新型コロナウィルスの変異株に、WHOがギリシャ文字を使うようになり、インド由来のデルタ=δ株などが有名ですが、フィリピン由来のシータ=θ株というのも、すでに検出されています。
シータといえば、、、
やはり「天空の城 ラピュタ」を想起してしまいますが、彼女が光に包まれながら緩やかに空から降りてくる登場シーンは、本当に衝撃的でした(今でも、いきなり包帯&点滴の綾波レイと双璧です)。
実は当院の開院準備をしていた頃に、駅の近くで的を射た名前がなかなか決まらず、途方に暮れていたある夏の夜、まるでシータみたいに
「まくらぎクリニック」
という名前が空から降ってきて、それを全身で受け止めたことを今も覚えています。
そんな風にして始まった当院も、新型コロナよろしく、何度も変異というかバージョンアップを繰り返してきました。
たとえば診察券はこれまでに3回変更していて、
以上が歴代の3つで、
現在はこの4代目です。
あと大きな変化といえば、昨年は感染症対策で待合、受付、診察室にパーティションを設置しましたが、今年になって取り組んだのは、なんといっても”靴箱で靴とスリッパがぐちゃぐちゃになってしまう問題”になります。
当院は2階の入り口で、靴からスリッパに履き替えてもらう必要があるのですが、今年の7月上旬までは1つの靴箱にスリッパと靴を入れていました。
個人的には、上の方の段が上履き=スリッパ用で、下の方の段が下履き=靴用と分けることにより、前回のブログで書いた「臨界点」ができることを願っていたのですが、、、
しかし現実は厳しく、午前の部、午後の部が終わるたびに臨界点は容易に消失して、靴とスリッパがごちゃ混ぜ状態となり、混沌の場と化していたのでした。
ちなみに自分はプリン、カレーライスは混ぜずにそのまま食べる派ですが、納豆は混ぜてぐちゃぐちゃにして食べる派です。
それはさておき、記録によると7月9日からついに靴箱のとなりにスリッパラックを導入し、靴とスリッパの完全な分離を試みました。
これにて一件落着、と安心していたものの、それはあまりにも甘い考えであったことを、すぐに思い知らされることになります。
なんと変わらず靴箱のカオス状態は続き、ある日の診療終了後に、全てのスリッパが靴箱に(しかも下の方の段に)移動し、空っぽになって立ち尽くすスリッパラックを目にして、これは本気で取り組まねば、と決意を新たにしました。
そんなわけで、注意喚起のテープを靴箱やスリッパに貼ったり、可能な範囲で患者さんに事情を説明し、とうとう9月24日に、ようやく臨界点を保つことに成功した次第です。
なお、ぼくは浅見光彦と同じく、(スプーンでくるくるはやりませんが)コーヒーはミルクの渦巻きを作って飲むのが好きで、これも一種の臨界点と言えなくもないかも?です。
今後ともよろしくお願いします。