岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

一体どこまで

2017年01月31日

少し前に「森のくまさん」の替え歌でごたごたしていましたが、あの歌といえば思い出すのは小学2年生の時のことです。
♪ある日教室の中 ♪先生に言われた~
「みなさん、『森のくまさん』を歌っている時に”くまさん”のところで、大熊さんのことを指さしたりしてはいけません」
小学生の頃は音楽の時間だけでなく朝イチに帰る前にと、めったやたらに歌の時間があって辟易していましたが、その時はたしか「森のくまさん」強化月間といっても過言ではない勢いで、毎日どころか一日に何度もあの歌を歌わされていたものでした。
その際、先生が注意したように”くまさん”の歌詞が登場するたびに、一部の男子が大熊さんという女の子の方を指さしてからかっていたみたいですが・・・
改めて大熊さんの方に目を向けてみると、期せずして一斉にみなが同じ行動を取ったために彼女はクラス中の注目を集めることになり、
「うぇーん」
と泣き出してしまいました。
すると、それ見たことかといった感じで先生が
「大熊さんはこんなに傷ついています、今度やったら絶対に許しませんからね!」
と改めて注意を促していたのですが、はっきり言ってしまって彼女が今泣いているのは先生のやり方に問題があったとしか考えられませんでした。
それはともかく、この年はこのブログでも何度か友情出演してくれた床(とこ)君(「ソチ・オリンピック」「ホームワーク」)とも同じクラスでしたが、彼こそはまさに「森のくまさん」被害者の会の会長に選任されてもおかしくない程の悲惨な目に遭いまくっていました。
”トコトコトッコトッコト~♪”
の歌詞のたびに指さされるどころか足を踏まれたり、最終的にはどんどんエスカレートして床(ゆか)に倒されその上を歩かれたりしていたのですが、大熊さんのように先生から注意されたことは一切ありませんでした。
彼は日本人離れした色黒の少年だったので、それはぼくが人生で初めて目の当りにした黒人差別といって差し支えないと思います。
さて熊といえば熊本県、熊本県といえばワクチンや血液製剤で有名な化血研こと化学及血清療法研究所がある場所です。
その化血研ではワクチンや血液製剤の不正製造が明らかとなり、出荷停止となっていた時期もありましたが、さらに昨年4月の熊本地震で被害を受けたため、この冬のインフルエンザワクチンの供給に大きな影響を及ぼすことになりました。
具体的にはインフルエンザワクチンは本来ならばバイアル2種類(1ml=3歳以上2人分と0.5ml=3歳以上1人分)とシリンジ1種類(0.5ml)の計3種類があるのですが、今シーズンは1mlのバイアルしか流通していません。
添加物チメロサールが入っていないのが0.5mlのバイアルとシリンジだったので、今季は添加物の入っていないワクチンは製造されていないということになり、チメロサールフリーのワクチンが望ましい妊婦さんなどには厳しいワクチン事情となりました。
バイアル
これがバイアルのワクチンで、
シリンジ
一方こちらがシリンジのワクチンで、気になるお値段については0.5ml=3歳以上1人分あたりで比較すると、当然ですがシリンジ0.5ml>バイアル0.5ml>バイアル1mlの順で高くなっています。
ところで少し前に患者さんから
「子どもがインフルエンザになったんですけど、C型って言われたんですよ」
と教えてもらったので、
「へ~、それ面白いですね」
「いや、本当なんですよ。インフルエンザの検査をしたら出なかったので、じゃC型だねって言われました」
お恥ずかしながらその時までインフルエンザC型なるものを知らなかったので、半信半疑でその場でネットを使って調べてみたところ、たしかに存在することを初めて知りちょっとした驚きでした。
ただメジャーなA型やB型に比べると明らかな検査法はなく、通常のインフルエンザの薬も効かないらしいのですが、そもそも症状が大したことがないので治療するまでもないようです。
しかし明らかな証拠もないのにインフルエンザC型と断言できちゃう自信にはややドン引きしてしまいますが、ぼくの少年時代などにはインフルエンザの検査キットなんて便利なものはなかったので、当時の診断が極めて適当に行われていたであろうことは疑う余地がありません。
今でこそ当たり前に検査キットで診断がついたり(しかもA型とかB型まで)治療薬がありますが、これらは2001年にリレンザやタミフルといった治療薬が登場した頃からのことで、つまり21世紀に入ってからのブレイクスルーなんですね。
実際にインフルエンザを検査キットで診断するようになると、
「えーこれがインフル!?」
とびっくりするような軽症例がたくさんあることが分かり、それ以前のインフルエンザの診断なんて誤診だらけだったことは想像に難くありません。
ちなみにインフルエンザはC型までですが、体操の難度は現時点では男子はH難度、女子はI難度までになります。
ビタミンはビタミン様物質まで入れればビタミンVなんていう怪しげなものもありますが、正式なビタミンはビタミンKまでです。
足の横幅は日本ではAからGまでですが(A, B, C, D, E, EE, EEE, EEEE, F, G)、表示はメーカーごとにバラバラで統一されていないので、あくまでも同じメーカー内での比較程度に割り切って参考にした方がよいと思います。
そして最後におみくじでは、大吉の上にさらに大大吉がある神社もあるそうです。
これも患者さんに教えてもらった話なのですが、日本で大大吉までのおみくじが引ける神社は京都市の伏見稲荷大社などいくつかあり、中国地方では福山市の草戸稲荷神社になります。
なおその患者さんは見事に大大吉を引き当てたのですが、大吉を引いて大喜びしていた旦那さんが彼女の大大吉を見てからは急激に意気消沈し気まずくなってしまい、いいことなんて何もありませんでした・・・とボヤかれていました。
今後ともよろしくお願いします。

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