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クリニックブログ

令和の立ち読み事情

2023年08月30日

「コンビニでトイレを借りたらお代として何か買っていくかどうか」論争については、以前のブログでコンビニのトイレは余程の非常事態でない限り使わないことを告白したのですが (「皮肉な話」)、そういえばコンビニで立ち読みをすることはあるので、その場合にはお代として何か買っていくかどうか迷うことはあります。
かつて少年時代は本屋で立ち読みをしていて、ハタキでパタパタされた昭和世代の生き残りなのですが (「卒業」)、さすがに令和のこのご時世にハタキはないものの、本屋よりむしろコンビニの方で、立ち読みを妨害されることがあるような印象です。
先日も夜遅くにコンビニを訪れ、目当ての雑誌があったので立ち読みしていると、ちょうど店内の客が途絶えたらしく、本のコーナーから見て左側がレジという構造だったのですが、レジからおばちゃん店員が出てきてパトロールを開始した気配を感じました。
立ち読みしつつ左側では気配を探っていると、目ざとく立ち読み客を発見した彼女は、しばらくこちらを凝視した後、悪質な立ち読み客許すまじと判断したのか、モップを取り出しぼくの方に向かって後ろ歩きで、通路いっぱい左右にモップをかけながら接近してくるではありませんか!
思わず左側に目を向けると、お尻を突き出し徐々に後ろ歩きでこっちに近づいてくる姿は、あたかも必殺仕事人のようで、左右交互にモップをかけているため、このままだと汚いモップが靴に当たってしまうのは不可避の状況でした。
というわけで泣く泣く立ち読みを中断してその場を離れると、おばちゃん店員はそのままモップをかけ行き止まりまで進みました。
そして立ち読み客の排除という目的を達成したからか、そこから先はモップはかけずにレジへと戻っていったようでした。
そこでもう一回本のコーナーに戻って立ち読みを続行していると、しばらくして再び左側におばちゃん店員の殺気を感じました。
さて一体どうなるのだろう?と運命に身を任せながら、読みたかった箇所は残りわずかだったので集中しようとしたところ、彼女が先程と同じスタイルの後ろ歩きで、また刺客のごとく迫ってくるのが分かったのですが、、、
顔を左に向けてよく観察すると、手にしていたのがモップからホウキとチリトリに変わっていて、その芸の細かさにちょっとした感動を禁じ得ませんでした。
ただこの状況では、一瞬の油断が命取りになるやもしれず、肝心の部分をサクッと読み終えると、ホウキで足を刺される前に無事逃げ切ることに成功しました。
それから、こういう場合にお代として買うことにしている商品を購入し、堂々と買い物客然として店を後にしたのですが、あのまま買い物をせず三たび立ち読みを敢行していたら、今度はアサシンがどんな攻撃を仕掛けてきたのか確認できなかったのが、一抹の心残りでした。
今後ともよろしくお願いします。

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