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クリニックブログ

バカッコイイ

2016年09月20日

最近は『バカッコイイ』動画というのが、若者の間で人気があるそうです。
『バカッコイイ』の意味に確定的なものはないようですが、
「一見するとバカバカしいけど実はすごい、日常のワンシーンで何気なく繰り出される技のこと」
と理解しておけば、特に大きな問題はないのではないかと思います。
具体的な例として「カップヌードルのCM」のリンクを貼っておきますが、動画ではさりげなくその技を決めていても、成功するまでには何度となく失敗を繰り返しているわけであり、その陰の苦労を想像するとよくやるな~と感心するしかありません。
そういえば医師になって2年目の時に出会ったのが『バカッコイイ』先輩だったので、ぜひとも紹介させていただきたいと思います。
その先輩の口癖は
「今度やったらケツバットだぞ」
で、男というより漢(おとこ)といった感じの熱血派の先生でしたが、自分の下に常勤として存在する研修医はぼくが初めてだったらしく、やや勢い余った感じの・・・それはそれは情熱的すぎる指導を受ける日々を送っていた、そんなある日のことでした。
事件についてはあまり詳しく書かない方がよいと思うので簡略化させてもらうと、入院でぼくが担当していた患者さんが病院を抜け出してかなり大きな事件を起こしたため、夜になって警察に出向かなければならない事態になってしまいました。
その事件が発覚してから警察に行くまでの間も、警察でのやりとりをシミュレートした濃厚な指導が先輩により行われましたが、正直なところ動揺して平常心を失っていたので指導についてはほとんど上の空の状態でした。
夕方の6時過ぎに事件が発覚して9時頃に警察へと出発するまで指導は続き、看護師さん2名とともに車で警察に着いたのが9時半ぐらいで、全てが終わって警察から病院に戻ってきたのは夜中の2時を回っていました。
警察では約4時間も拘束されたことになるので、相当に疲れたのでは?と思われるかもしれませんが、幸いなことにその前に行われていた渾身の指導に比べたら全くのド楽勝でした。
というわけでようやく警察からも解放され、病院の前で看護師さん達と別れると、医局という部屋に荷物は置きっ放しでしたがそのまま帰ろうと思い、駐車場に向かったところ・・・
なんと駐車場にその先輩の車がまだ残っていたので驚いてしまいました。
これは明らかに
「来い!」
というメッセージであり、これを無視して帰った暁にはどうなるのか考えただけでも恐ろしく、実際早く帰って眠りたい気持ちは非常に強かったのですが、仕方なく医局に向かうしか選択肢はありませんでした。
しぶしぶ病院の中に入り、草木も眠る丑三つ時の薄暗い廊下を歩いていくと、本来ならば電灯は消えているはずの医局がまぶしく輝いており、これはもう100%
「絶対に来い!」
というメッセージで間違いなく、これを黙殺して逃げた日にはケツバットがついに現実のものとなる可能性もあり(しかも下手するとツッコまれる方の)、覚悟を決めて医局のドアを開けました。
するとそこにいたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
碇ゲンドウ
こんな風にまるで碇ゲンドウのようにキメキメにポーズを構えた先輩が、ソファにどっしりと座っていたのですが・・・
いやいやいやいや~
んなこたーない
と思わずタモさんのように心の中でツッコんでしまいました。
なぜってぼくが病院を出てから5時間が経とうとしている中で、いつ帰ってくるかも分からないのにこんな重々しいポーズを決め続けられるはずがないからです。
おそらく基本はソファでゴロ寝をしていて、物音が聞こえるたびにこの重厚なポーズを取っては空振りに終わり・・・といったNGを幾度となく繰り返した末にとうとう訪れた感動の大成功としか考えられませんでした。
もしもメガホンでもあれば
「ハイ、カット~」
と叫んで素に戻った先輩と喜びを分かち合いたい気分でしたが、相変わらずに
gendou
「我ながら恐ろしい程に決まった!」
といった様子で気合の入りまくったポーズを続けている先輩を前にすると・・・
申し訳ありませんが、笑いをこらえるのに本当に苦労してしまいました。
今後ともよろしくお願いします。

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