岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

日本一○○ているクリニック

2015年09月01日

本日は防災の日ですが、たぶん当院は日本一揺れているクリニックではないかと自負しています。
岡山県は全国的にも地震の少ない地域なので、ぼくにとっては今が自分史上最強に揺れに揺れまくっている時であり、まさかこんな結果になるとは完全に想定外でした・・・
当院の入っているビルは、倉敷駅前東の土地区画整理事業の先陣を切って建てられたので、開院してしばらくすると周囲では工事が開始されるようになりました。
当初はどちらとかいえば騒音の方が振動よりも迷惑だったのですが、徐々に振動の方が深刻な問題となっていき、特にここ最近の工事の振動は本当に半端なく、
「今のは地震ですか?」
と患者さんから訊かれることも日常茶飯事になりつつあるところです。
普段からこれだけ揺れていると、もし本当に地震が起こっても気が付かず、逃げ遅れてしまうのではないか?と結構本気で心配になってしまいます。
なお当院はビルの2階なのですが、階下の武部不動産の方によると1階は大して揺れてないとのことで、このビルを建てた積水ハウスに話を聞いてみることにしました。
2階の方が1階よりも揺れるのは仕方ないとしても、後に周囲で数年は工事が行われることは分かっていたので、振動に対して何か工夫がなされているのかどうかを質問したかったのです。
それに対する積水の返事は、
「ごく普通の耐震設計だけです」
という残念なものでした。
ちなみに耐震とは、基本的には倒壊しないための構造であり、揺れないためのものではないそうです。
揺れに対する工夫としては免震や制振といったものがありますが、どちらも普通のビルにはまず使われていないとの話でした。
というわけで、続いては工事を発注している倉敷市に話を聞いてみることにしました。
国土交通省による「建設工事に伴う騒音振動対策技術指針」の適用範囲には、診療所の周囲おおむね80mの区域とあり、当院は余裕でそれを満たしているからです。
「建設工事に伴う騒音振動対策技術指針」によると、低騒音型建設機械の使用が原則とは記してあるのですが、低振動型建設機械についての記載はなく、その辺の機械の選択はどのようになっているのかを質問しようと考えていました。
それに対する市の担当者の返事は、
「え?そうなんですか?」
という実にアンビリバボーなものでした。
なんと「建設工事に伴う騒音振動対策技術指針」の適用範囲に、診療所の周囲おおむね80mの区域が入っていることを知らなかったらしく、そんな人がのうのうと工事の発注に関わる仕事をしているとは、ちょっとした衝撃でした。
そして倉敷市が建設会社の騒音振動対策に許可を出した際の書類を見せてもらうと、
建設会社 『騒音振動対策やりま~す』
倉敷市  『ハイ、じゃオッケーね』
要約するとこんな感じで対策の具体性がまるでなく、こりゃダメだと一目で確信しました・・・
ところで、ただ今当院を揺らしまくっている現在の工事は何をやっているのかというと、雨水貯留施設の建設で耐震のための杭を打ちこんでいるそうです。
まったく、おのれの耐震のために周囲を揺らしまくるとは、かつてカプセルホテルに泊まった時の大イビキ地獄のことを思い出してしまいました。
今後ともよろしくお願いします。

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