岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

新たなる戦略

2018年04月30日

ガソリンスタンドはもっぱらセルフ派ですが、フルサービスを避けている理由は主に2つで、1つは量をごまかされたような気がしてしまうことであり、いま1つは給油ノズルの抜き方がガサツだと尿漏れのようにガソリンが給油口にこぼれるのが心配になるからです。
他はスーパーではセルフレジがあれば極力そっちを使いますが、それは別に空いてることが多いからというだけの理由で特にこだわりはなく、車の試乗に行った時に誰も対応してくれず、その辺の車に適当に乗っておいて下さいと放置プレイされるのはちょっと切ないので、接客してもらう方がよいのかどうかは個人的にはケースバイケースということなります。
しかしお恥ずかしながら、服を買う時に店の人が近付いてくるのは今でも苦手中の苦手としていて、詳しい人の助言を得ながら明るく楽しく優雅に買い物、なんてのは到底できそうにありません。
ある時、上着でも見ようかなと思い店に入るとそこの店主らしき男性と目が合ってしまい、早々に上着を手に取ろうものなら怒涛の上着セールス攻勢が始まることを本能的に察知し、上着は横目で見つつ特にこれといった目当てもなくぶらりと立ち寄ったという風を装っていたところ・・・
こちらの様子を鋭い目つきでうかがっていたその男性が、お前の考えていることは全て見切った!といった感じでつかつかと接近してきて、
「あなたに是非見てほしいズボンがあります、さあこちらへどうぞ」
と速攻でズボンのコーナーに連れて行かれたことがありました。
そして気付けばズボンの試着をさせられていて、ごちゃごちゃと説明されるのを聞いた後で
「どうですか?」
とドヤ顔で訊かれたので、
「そうですね・・・ところで、ぼくの今のズボンってそんなに問題ですかね?」
と答え店を後にしました、元々の目的だった上着を見ることもなく。
そんなわけでアパレル店の店員は積極的にグイグイくるのが苦手なのですが、先日訪れた店の店員は全く逆のパターンでした。
店の前を歩いているとふと目に留まった服があり、サイズも合っていそうだったので試着してみることにしました。
その店は初めてだったので勝手に試着するのも気が引けたため、近くにいた女性の店員に試着希望の旨を伝えると試着ルームまで案内してくれ、中に入りカーテンを閉め袖を通してみると思っていたよりも少し小さいかなという印象でした。
その後すぐに外から声をかけられたのでカーテンを開けるとその女性がいて、試着したぼくをじーっと見ながら彼女は、
「これは小さいね」
とやや否定的なニュアンスではっきりと断言しました。
それは春や秋に着るタイプの薄手の上着で、ヨーロッパのブランドっぽかったので日本のサイズよりも大きいんだろうなと予想していたら、実際はそこまで大きくはなかったというぐらいの感覚だっただけで、別に苦しくなる程にキツイわけではなかったため
「でも、これぐらいなら許容範囲ですよ」
「いえいえ、今は下に着ているものが薄い服でこの感じでしょう。もうちょっと厚いものを着たら、すごく窮屈になりますよ。やめた方がいいですね」
あれ?
この会話って通常は店員と客のやりとりが逆なのでは?とまさかの展開に意表を突かれつつ、最終的にはさあ早く服を脱いで帰った帰ったと試着ルームを追い出され、後ろ髪を引かれる思いでその店からは退散しました。
しかし、その後もその服のことが気になってしまい頭から離れず、いやいや・・・別にあの程度のサイズ違いならクリーニングに出して縮んだ服よりはよっぽどましだしと未練タラタラの状態でした。
ひょっとしてこれは新手の販売テクニックなのでは?と疑い始め、もしそうだとしたら敵ながらアッパレだなと感心し、数日後にはやっぱりその服を買おうと決意してまたその店に行ってみました。
店には同じ女性がいたので
「この前の服、買おうと思うんですけど」
と開口一番声をかけると、
「えっ、あれですか!?いや、暑くなってきたから本社に返品しましたよ」
とのつれない返事だったので大いにガッカリしたものの、
「それって本社からまた戻すことはできないんですか?」
と自分でも意外でしたがあきらめきれずに質問してしまっていて、もはや彼女の術中にまんまとハマっていたのかもしれません・・・
今後ともよろしくお願いします。

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