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クリニックブログ

信じるものは救われる

2015年10月14日

さて、福山雅治さんの結婚はたしかにインパクトのあるニュースでしたが、いくらなんでもちょっと騒ぎすぎではないかという気がするのはぼくだけでしょうか?
たとえば結婚のインパクトだけで言えば、某女子サッカー選手の結婚の方が当社比ではぶっちぎりで上なんですけどね・・・
それはともかく今回の福山さんの結婚で最も衝撃を受けたのは、独断と偏見でおそらく鳥取県の人ではないかと考えます。
というのも、鳥取県には福山さんに関してのある噂があったからです。
あれはたしか、2008年の秋のことでした。
当時ぼくは米子市に住んでいて、近くの植田正治写真美術館を遅ればせながら訪れてみました。
ご存知ない方のために植田正治氏について簡単に説明しておくと、鳥取県境港市出身で「植田調」という独特の作風で知られる、世界的にも有名な日本を代表する写真家の一人です。
この美術館には来訪者が感想などを記載できるノートがあったので、どれどれと軽い気持ちで読んでみたところ・・・
福山さんの信者 vs 写真家としての福山さんを否定する人たちとの不毛な争いの場となっていて、あたかも2ちゃんねるのような様相を呈していたので、なんだか辟易としてしまったものでした。
実は植田さんが福山さんのCDジャケットを撮影してから二人は交流が始まり、その後に福山さんが自ら写真を撮るようになった際に、師と仰いでいたのが植田さんだったそうです。
なので福山さんのファンでこの美術館にやって来る人も少なくないようですが、ノートに植田さんそっちのけで福山さんのことばかりを書いていると、当然それを許せなく思う写真愛好家の方もいるわけで、意見が対立してしまうのは仕方のないことだったのかもしれません。
「とまあそんな具合で、植田正治 (敬称略)の写真の感想とか全然なくて、ひどいものだったよ」
と数日後に職場の病院で受付の女性に話したところ、
「でも福山さんは鳥取の人と結婚してますからね、そりゃ話題になりますよ」
「うん、そうだよね・・・って、え?そうなの?」
「え?知らないんですか?」
そう言って彼女は情報難民をあわれむような目でこちらを見ると、たまたま通りがかった別の女性に
「福山雅治(敬称略)って、鳥取の人と結婚してますよね?」
とわざわざ確認するまでもないことなのだけど一応念のため、といった感じでたずねました。
するとその女性も、
「ええ、そうですよね」
と何を今更といった感じであっさりと同意してしまいました。
「先生ね、知らなかったんですよ」
「えー!?常識ですよ」
こんな風にして味方を得た彼女は、
「まったく、こんなことも知らないなんて大丈夫ですか?たまに奥さんと一緒にイオンに来ているところを目撃されてますよ」
と言いながら、心底あきれ果てたといった感じでため息をついていました。
ぼくがこの時に受けたショックは相当なもので、逃げるようにして彼女のもとを走り去ると、慌てて自分の机のパソコンの前に座り、必死にネットで福山さんの結婚について調べまくりました。
その結果、当たり前と言えば当たり前なのですが、やはり福山さんは結婚していなかったので見事に自信を取り戻して完全復活し、意気揚々と先程の彼女のところに舞い戻り、
「ネットで調べたけど、福山雅治(敬称略)は結婚なんてしてなかったよ」
とえっへん!のポーズを決めながら指摘してやりました。
すると彼女は、はっとして手を広げて口の前に当てるような仕草をして、
「あっ!そっか・・・表向きにはそうなってるんですね、先生、結婚の話は絶対に内緒にしておいて下さいね」
と真剣な表情で口止めをされてしまいました。
この時ぼくの脳裏に浮かんだのは、そういや今でもアメリカには進化論を信じていないキリスト教の人たちが結構いるんだっけという事実でしたが、真っすぐな瞳の彼女の洗脳を解く自信もなかったので、
「誰にも言わないよ」
と固く約束をして、その場を後にしました。
たった今、思いっきり解禁にしてしまったんですけどね。
なお前述のとおり福山さんは植田さんに師事していたため、鳥取県を時々訪れていたので目撃情報が多々あり、それでこんな噂ができてしまったみたいです。
あの時の彼女が今回のニュースを知り、それをどう受け止めているのかはとても興味のあるところですが、今となっては知る由もありません・・・
そういえば、以前に一緒に働いていた先生にも似たようなところがある人がいました。
彼はアルコール依存症の治療のスペシャリストを自称していたのですが、周囲からすれば彼自身が立派なアルコール依存症の当事者でした。
なにしろ彼が開業すると聞いた時には、
「え?スナックでもやるの?」
と誰もがツッコんだとされている程のお酒好きの人でしたので。
彼にかかると、基本的にどんな患者さんでもアルコール依存症の診断になってしまったのですが、ある時まったくアルコールを飲まないという患者さんの診察を終えた彼が
「アルコール依存症だ、それも重症だ」
と言い放っていたので、
「え?そうなんですか?」
と訊いてみると、
「ああ。まったく、飲みすぎて自分がアルコールを飲んでたってことも忘れてしまっている、どうしようもない」
とぼやいていました。
何かを信じることはとても大切なことだと思いますが、過度に信じすぎるのはちょっと問題があるかもしれません。
とりあえず今ぼくは、こんなのが面白いのでは?と信じながらブログをしこしこと更新していますが・・・
今後ともよろしくお願いします。

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