岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

ミイラ取り

2014年11月18日

今にして思い返せば、ぼくはパッとしない小学生でした。
勉強でもスポーツでも特に目立たない存在で、よく言えば透明感がありました。なぜ文武ともにふるわなかったのか?を自分なりに考察してみた結果、小学生時代はベルマークを嫌っていたことにたどり着きました。当時はベルマークというシステムに
「なんかセコい」
的な印象しか持っていなかったので、ひとたび学校にある備品という備品がベルマークで購入されたものに思えてくると、やる気も萎え萎えになったものでした・・・
そんな時代を経て大人になった今では、ぼくはベルマークだけでなく募金にもちょっとした偏見を持っています。
「透明感があるね」
が誉め言葉なのかどうかは?ですが、募金というシステムの最大の問題点は透明感のなさにあると個人的には思っています。また、募金箱を持って街頭に立って活動している人たちも謎の存在です。困っている人々を助けたい、いても立ってもいられない・・・と思ったのなら、普通は自分で働くなりして寄付しようと考えるのでは?という気がします。なぜにわざわざ赤の他人のお金をかき集めて送金しようというスタイルになるのか、ぼくにはよく分かりません。
さて先日、岡山駅西口の通路を歩いていた時のことでした。
若い女の子たちが「どうか困っている人たちのために」と募金を呼び掛けているところに、お腹がぱんぱんに膨れ上がったホームレス風の男性がやって来ました。後で知りましたが、どうもこの男性、この界隈ではとっても有名な方らしく、そっちの方面では岡山駅周辺の主との噂もあるそうです。その中身は不明ですがお腹ぱんぱんのシルエットのインパクトは相当なもので、一度見たら忘れられないほどです。
ちょうどその方が募金女子の前の辺りにさしかかった時、事件は起こりました。何かを落としてしまったのか、落ちていたものを発見したのか、理由は明らかではありませんが・・・彼は前にかがみ、それを拾うために地面に向かって手を伸ばし始めました。ところが、ぱんぱんのお腹がジャマして十分に前傾することが出来ず、なかなか拾えずに苦労していました。ヤジロベエのように不安定になりながらも彼の悪戦苦闘はしばらく続いていましたが、とても手は届きそうにはありません。駅ですから実に多くの人がいたものの、誰にも救いの手を差し伸べられない彼は、まるで透明な存在であるかのようでした。
でも大丈夫、すぐそばに「困っている人たちのために」を旗印として募金活動中の女の子たちがいたことをすっかり忘れていました。というわけで彼女たちに目を向けると、
・・・ただ立ち尽くしているだけでした。
心なしか、とても困っているように見えました。
今後ともよろしくお願いします。

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