岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

おいっ!

2018年03月07日

「羽生」といったら「はにゅう」よりも「はぶ」の世代なのですが・・・
「おーい」の場合も「お茶」よりも「はに丸」の方がまず先に頭に浮かんできてしまいます。
「おい」であれば「鬼太郎」か「小池」が定番な気がしますが、つい最近「おいっ!」と思わずツッコんでしまう出来事がありました。
ある日マンションのエントランスを入ると、エレベーターの扉が開いたままで停まっていたのはちょっとした驚きでした。
以前にもブログで指摘したことがあるのですが(「ひととせ」の夏編)、マンションのエレベーターでは入口の方で気配がしても隙あらば先に出発してしまうのが普通で、今回のようにわざわざ待ってくれているということは非常に珍しいと思います。
エレベーターの中には向かって左側におばちゃんがいて、操作パネルのボタンを押しっぱなしにして扉を開けてくれていたので、
「ありがとうございます」
とお礼を言いながら急ぎ足で乗り込んで自分の階のボタンを押し、彼女の後方に場所を取ると満を持してエレベーターが出発しました。
たまたま操作パネルが目に入ると、ぼくの押した階とその1つ下の階の2つの階が明るくなっていたので、彼女は1つ下の階の人なのかとぼんやり考えていたところ・・・
不意に彼女から話しかけられてきたのですが、実はそのおばちゃんは名字こそ知らないものの前にも一度たまたま話した機会があり、その時の話題はたしかベランダにやって来る迷惑なハトのことでした。
「最近はハトが来なくなったけど、カカシどうなりました?」
と彼女から訊かれ、そういえばその時にいろんな防鳥グッズをベランダで試したものの効果がなく、最終兵器としてついにベランダにカカシを導入してみたことを話した記憶が甦ってきました。
結論から先に述べるとハトは来なくなったのですが、隣近所の情報ではマンション全体にハトが来なくなったようなので、それがはたしてカカシの効果だったのかは極めて微妙でした。
というわけでカカシはまだベランダでぽつねんとしていますが、さすがにもうお役御免で捨て場所に困っていて、フィギュアスケートの演技終了後に大量のプーさんに紛れ込ませて投げ込んで処分したかったな~といったようなことが頭の中を駆け抜けていき、さあ返事をしようとしたその時エレベーターが停止し扉が開きました。
彼女は自分から訊いておきながら申し訳ないんだけどという感じで、体の向きを変え降りようとしたのですが・・・
「あっ!そうそう」
と急に大事なことを思い出したようで再びこちらを振り返ると、
「実は私ね、今日から熱があって咳も出てて、ひょっとしたらインフルエンザかもしれないから、帰ったらしっかり手洗いとうがいをしてね」
と言い残して去って行ったのでした。
一人残されたぼくはまさにハトが豆鉄砲をくらったような顔で、カカシのごとく立ち尽くすことしかできず、気付けば扉は閉まり再び上昇し始めた密室の中で
「おいっ!」
と思わず宙に向かって叫んでしまいました。
しかし、インフルエンザの時にまでエレベーターで後の人を待たないでほしいものです・・・
というか、どうか世のため人のため非常階段をご利用下さい!
今後ともよろしくお願いします。

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